宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦宇宙飛行士は、2011年10月14日(金)からTwitterによるつぶやきを開始します。星出宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)第32次/33次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして任命され、2012年6月頃から約6か月間のISS長期滞在を予定しています。
前回搭乗したSTS-124ミッション(1Jミッション)では、日本人で初めてISSのロボットアームを操作し、「きぼう」日本実験棟船内実験室のISSへの取付けや、船内保管室の船内実験室への移設、また、船内実験室の起動、「きぼう」ロボットアームの初期起動など、「きぼう」組み立てに関わる作業を担いました。今回、ISSへは2回目の飛行となり、初めての長期滞在と宇宙実験の実施に挑みます。
Twitterでは、搭乗前の地上での訓練を紹介するとともに、ISSでの長期滞在期間中はCapcom※として日々ISSの運用に携わっていた経験を活かし、「きぼう」運用管制チームとの連携や様々な科学実験などについてツイート(Tweet)していく予定です。搭乗前、搭乗中に感じる様々な思いも生の声でお届けします。
JAXAは、Twitterというコミュニケーション・サービスを通して、臨場感あふれるISSや「きぼう」日本実験棟での活動をリアルタイムにお伝えしていきます。
※Capcom(キャプコム): ISSとの運用管制において、宇宙飛行士との交信を担当する管制官のこと。
1968年 | 東京都に生まれる。 |
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1992年 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。 |
1992年〜1994年 | NASDA(現JAXA)名古屋駐在員事務所において、H-IIロケットなどの開発・監督業務に従事。 |
1997年12月 | UNIVERSITY OF HOUSTON CULLEN COLLEGE OF ENGINEERING航空宇宙工学修士課程修了。 |
1994年〜1999年 | 筑波宇宙センターやNASAジョンソン宇宙センターなどにおいて、宇宙飛行士訓練計画の開発支援や実験装置の人間機械系設計評価支援および、若田宇宙飛行士の搭乗したSTS-72ミッションなどの支援等、宇宙飛行士の技術支援業務に従事する。 |
1999年2月 | NASDAよりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、古川聡、角野直子とともに選抜される。 |
1999年4月〜 | NASDAが実施する日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加。 |
2001年1月 | 宇宙飛行士として認定される。 |
2001年4月〜 | ISS参加機関の国際協力のもとに実施されるISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。 併せて、ISSに取り付けられる「きぼう」日本実験棟および宇宙ステーション補給機(HTV)などの開発・運用に関わる技術支援業務などを実施。 |
2004年5月 | ソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。 同年6月よりNASAミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)候補者訓練に参加。 |
2006年2月 | NASAよりMSとして認定される。 |
2007年3月 | 「きぼう」日本実験棟の打上げ3便のうち、2便目(船内実験室、ロボットアーム打上げ)(1Jミッション(STS-124ミッション))のスペースシャトル搭乗が決定。 |
2008年6月 | スペースシャトル「ディスカバリー号」による1Jミッション(STS-124ミッション)に参加。 日本人で初めてISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、「きぼう」日本実験棟船内実験室のISSへの取付けや、3月にISSへ仮設置された船内保管室の船内実験室への移設を行った。また、船内実験室の起動、「きぼう」ロボットアームの初期起動など、「きぼう」に関わる作業全般を担当した。 |
2009年11月 | ISS第32次/第33次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命される。 |