
1992年(平成4年)9月、毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立ってから、すでに10年以上が経っています。
その間にも向井千秋宇宙飛行士、若田光一宇宙飛行士、土井隆雄宇宙飛行士、野口聡一宇宙飛行士、星出彰彦宇宙飛行士らの日本人宇宙飛行士が数々の実績を残してきました。そして現在では、古川聡宇宙飛行士、山崎直子宇宙飛行士も米国航空宇宙局(NASA)やJAXAを中心に、宇宙へ飛び立つための準備と訓練を行っています。
一口に宇宙飛行士といっても、その役割はいくつかに分かれます。スペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士は、以下のようになっています。
宇宙飛行士は、いうまでもなく技術的・科学的な専門知識を備えている必要があります。それに加えて、各国の宇宙飛行士とチームを組んで共同生活や共同作業を行うため、コミュニケーション手段としての英語力を身につけていて、心身ともに健康であることが条件となります。これまでの宇宙飛行士の選抜においては、書類審査、英語試験、一般教養、自然科学等の筆記試験、面接試験、精神・心理学的な検査等を行い、総合的な評価によって宇宙飛行士候補者が選ばれました。
宇宙飛行士候補者は、選定された後、基礎訓練を受けます。宇宙飛行士として必要な基本的知識修得をはじめとして、宇宙科学や宇宙医学の講義、スペースシャトルやISSなどの宇宙機システムに関する講義と基本操作訓練、英語やロシア語の語学訓練、飛行機操縦訓練、体力訓練といった内容です。それを修了してはじめて、宇宙飛行士として認定がされるのです。
その上で宇宙機システム・実験装置の操作や宇宙での作業訓練の他、語学訓練、飛行機操縦訓練、体力訓練を引き続き行います。そして、スペースシャトルやISSへの搭乗が決まると、打ち上げ帰還及び軌道上滞在中に行う作業の訓練や、一緒のチームとなる宇宙飛行士たちや地上管制要員たちと共同でシミュレーション訓練を行います。
これまでの訓練はNASAを中心に行われてきましたが、今後ISSに滞在予定の日本人宇宙飛行士に対する、ISS運用・保安管理訓練、ISSでの実験訓練等は主にJAXAにて行われます。
| ミッション | ミッション期間 (日本時間) |
|
|---|---|---|
| 星出宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第32/33次長期滞在) | ||
| 古川宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第28/29次長期滞在) | ||
| STS-131 | 山崎宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 | |
| TMA-17 (21S) |
野口宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第22/23次長期滞在) | 2009/12/21 〜 |
| STS-127 (2J/A) |
若田宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」で帰還(「きぼう」船外実験プラットフォーム、船外パレット打ち上げ) | 2009/7/16 〜7/31 |
| STS-119 | 若田宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗(ISS第18/19/20次長期滞在開始) | 2009/3/16 〜3/26 |
| STS-124 (1J) |
星出宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗(「きぼう」船内実験室打ち上げ) | 2008/6/1 〜6/15 |
| STS-123 (1J/A) |
土井宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗(「きぼう」船内保管室打ち上げ) | 2008/3/11 〜3/27 |
| STS-114 | 野口宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 | 2005/7/26 〜8/9 |
| STS-92 | 若田宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 | 2000/10/12 〜10/25 |
| STS-99 | 毛利宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 | 2000/2/12 〜2/23 |
| STS-95 | 向井宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 | 1998/10/30 〜11/08 |
| STS-87 | 土井宇宙飛行士スペースシャトル「コロンビア号」搭乗(日本人初の船外活動) | 1997/11/20 〜12/5 |
| STS-72 | 若田宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 | 1996/1/11 〜1/20 |
| STS-65 | 向井宇宙飛行士スペースシャトル「コロンビア号」搭乗 | 1994/7/9 〜7/23 |
| STS-47 | 毛利宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 | 1992/9/12 〜9/20 |
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