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宇宙環境の利用 宇宙飛行士

JAXAの宇宙飛行士とは

1992年(平成4年)9月、毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトルで宇宙に飛び立ってから、すでに20年以上が経ちます。

その間にも向井千秋宇宙飛行士、若田光一宇宙飛行士、土井隆雄宇宙飛行士、野口聡一宇宙飛行士、星出彰彦宇宙飛行士、山崎直子宇宙飛行士、古川聡宇宙飛行士らの日本人宇宙飛行士が数々の実績を残してきました。

最近では、若田宇宙飛行士が第38/39次長期滞在クルーとして2013年(平成25年)11月7日から2014年5月14日まで国際宇宙ステーション(ISS)で任務にあたり、後半の第39次長期滞在では日本人初の船長に就任して指揮をとりました。また、2011年7月に油井亀美也、大西卓哉、金井宣茂の3名が新たにISS搭乗宇宙飛行士として認定され、油井宇宙飛行士は2015年7月23日から12月11日まで初のISS長期滞在を完了しました。大西宇宙飛行士は第48/49次長期滞在クルーとして2016年7月9日からISS長期滞在を開始しており、金井宇宙飛行士は2017年のISS長期滞在が決定しています。

宇宙飛行士の業務

これまでJAXAの宇宙飛行士達は、国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟の組み立てを通してISS計画に貢献し、日本の有人宇宙飛行の技術、経験、知識を蓄積してきました。これらの経験を活かして、現在ではISS滞在中に主に以下のような業務を遂行します。

実験・研究

微小重力や高真空といった地上とは異なる環境を利用した宇宙実験。

ISSおよび「きぼう」日本実験棟本体の操作・保全

ISSおよび「きぼう」の電力、通信、環境制御、実験支援等の各システムの管理、修理や保守。

ロボットアーム操作

ISSおよび「きぼう」のロボットアームを用いた補給船の把持、実験装置や試料の設置・交換、ISSの修理。

船外活動(宇宙服を着て実施)

ISSの修理や保全作業のほか実験に関する作業で、ロボットアームでは行うことができない作業。

宇宙飛行士になるには

宇宙飛行士候補者の選抜

宇宙飛行士は、いうまでもなく技術的・科学的な専門知識を備えている必要があります。それに加えて、各国の宇宙飛行士とチームを組んで共同生活や共同作業を行うため、コミュニケーション手段としての英語力を身につけていて、心身ともに健康であることが条件となります。
これまでの宇宙飛行士の選抜においては、書類審査、英語試験、一般教養、自然科学等の筆記試験、面接試験、精神・心理学的な検査等を行い、総合的な評価によって宇宙飛行士候補者が選ばれました。

宇宙飛行士の訓練

宇宙飛行士候補者に選定されるとまず、基礎訓練を受けます。宇宙飛行士として必要な基本的知識修得をはじめとして、宇宙科学や宇宙医学の講義、ISSをはじめとする宇宙機システムに関する講義と基本操作訓練、英語やロシア語の語学訓練、飛行機操縦訓練、体力訓練といった内容です。それを修了してはじめて、宇宙飛行士として認定されるのです。
認定後は引き続き、宇宙機システム・実験装置の操作や宇宙での作業訓練の他、語学訓練、飛行機操縦訓練、体力訓練を行います。そしてISSへの搭乗が決まると、打ち上げと帰還・軌道上滞在中に行う作業の訓練や、一緒のチームになる宇宙飛行士たちや地上管制要員たちと共同でのシミュレーション訓練を行います。

以前の訓練はNASAを中心に行われてきましたが、今ではISSに滞在予定の日本人宇宙飛行士に対するISS運用・保安管理・実験の訓練などは主にJAXAにて行われます。

JAXA宇宙飛行士関連のミッション情報

※2016年7月現在

ミッション ミッション期間
(日本時間)
金井宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第54/55次長期滞在) 2017/11~(予定)
MS-01/47S 大西宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第48/49次長期滞在) 2016/7/7~
TMA-17M/43S 油井宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第44/45次長期滞在) 2015/7/23~12/11
TMA-11M/37S 若田宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第38/39次長期滞在) 2013/11/7~2014/5/14
TMA-05M(31S) 星出宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第32/33次長期滞在) 2012/7/15~11/19
TMA-02M(27s) 古川宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第28/29次長期滞在) 2011/6/8~11/22
STS-131 山崎宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 2010/4/5~4/20
TMA-17(21S) 野口宇宙飛行士ソユーズ宇宙船搭乗(ISS第22/23次長期滞在) 2009/12/21~2010/6/2
STS-127(2J/A) 若田宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」で帰還
(「きぼう」船外実験プラットフォーム、船外パレット打ち上げ)
2009/7/16~7/31
STS-119 若田宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗(ISS第18/19/20次長期滞在) 2009/3/16~3/26
STS-124(1J) 星出宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗(「きぼう」船内実験室打ち上げ) 2008/6/1~6/15
STS-123(1J/A) 土井宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗(「きぼう」船内保管室打ち上げ) 2008/3/11~3/27
STS-114 野口宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 2005/7/26~8/9
STS-92 若田宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 2000/10/12~10/25
STS-99 毛利宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 2000/2/12~2/23
STS-95 向井宇宙飛行士スペースシャトル「ディスカバリー号」搭乗 1998/10/30~11/08
STS-87 土井宇宙飛行士スペースシャトル「コロンビア号」搭乗(日本人初の船外活動) 1997/11/20~12/5
STS-72 若田宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 1996/1/11~1/20
STS-65 向井宇宙飛行士スペースシャトル「コロンビア号」搭乗 1994/7/9~7/23
STS-47 毛利宇宙飛行士スペースシャトル「エンデバー号」搭乗 1992/9/12~9/20

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