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「JAXA航空シンポジウム in NAGOYA−世界のトップ機関と語る
環境に優しい航空技術−」の開催について

平成24年9月6日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、来る10月12日に「JAXA航空シンポジウム in NAGOYA −世界のトップ機関と語る環境に優しい航空技術−」を開催いたします。世界の主要な航空研究開発機関や国内外の航空関連企業・団体を招き、環境に優しい次世代航空機技術の実現に向けた取り組みの現状・課題について、講演とパネル・ディスカッションを行います。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

  1. 開催概要:
    JAXAでは、産業界、行政などの社会的要請に応えるため、航空業界における我が国の中核的研究開発機関として様々な研究開発を戦略的に実施しておりますが、気候変動などの地球環境問題に対応するための航空環境技術の研究開発に積極的に取り組んでいます。
    世界経済の成長に伴い今後航空機の需要が大幅に増加することが見込まれる中、航空機による排ガスや騒音の低減、燃費向上などを目指した環境負荷低減技術の重要性は益々高まっており、世界各国で研究開発が進められています。このような情勢の中、「2012年国際航空宇宙展」やIFAR(国際航空研究フォーラム)*1によるサミットが開催されるこの機に、アメリカのNASAやフランスのONERAといった世界をリードする公的航空研究機関のトップの方々、ボーイング、エアバス、三菱重工業などの国内外の航空分野のエキスパートの方々をお招きし、環境に優しい次世代航空機の実現に向けた取り組みの現状と課題について語って頂きます。


  2. 日時:
    平成24年10月12日(金)13:30〜18:00(開場12:30)


  3. 場所:
    中部国際空港セントレア セントレアホール
    (中部国際空港駅からセントレアホールまでのアクセス方法は、 http://www.centrair.jp/service/sv-hall/accessmap.html をご覧ください)


  4. 主催:
    独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)


  5. 後援(予定):
    文部科学省、経済産業省、国土交通省、愛知県、名古屋市、一般社団法人日本航空宇宙工業会、一般社団法人日本航空宇宙学会、社団法人中部航空宇宙技術センター、国立大学法人名古屋大学


  6. 協力(予定):
    中部国際空港株式会社


  7. 定員:
    250名(事前登録制)


  8. お申し込み:
    http://www.apg.jaxa.jp/
    からお申し込みいただけます。定員になり次第、締め切らせていただきます。


  9. 参加費:
    無料


  10. プログラム:
    別紙参照


  11. その他:
    10月9〜14日にポートメッセなごや、10月12〜14日に中部国際空港で、「2012年国際航空宇宙展」が開催されます。期間中、JAXAはポートメッセなごやにブースを、中部国際空港にはJAXAの実験用航空機「飛翔」の実機を展示する予定です。国際航空宇宙展2012の詳細は、 http://www.japanaerospace.jp/をご覧ください。


  12. お問い合わせ先:
    JAXA 航空プログラムグループ 「JAXA航空シンポジウムin NAGOYA」事務局
    E-mail: nas2012@jaxa.jp
*1:IFAR(International Forum for Aviation Research=国際航空研究フォーラム)とは、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2007年に発表した第4次報告書を受け、前DLR航空担当理事(ACARE欧州航空研究諮問委員会 前共同議長)ヨアキム・ズードロック氏の提唱に基づき2008年5月に設立された世界初の公的航空研究開発機関によって構成される国際組織で、
(1)世界の航空研究開発機関の連携・協力の促進。
(2)気候変動、騒音・排出、高効率運航、安全などの環境分野における加盟機関によって共有された技術研究フレームワークの策定。
(3)国際民間航空会議(ICAO)やIPCCなどの政府間国際機関および国際航空運送協会(IATA)や国際航空科学会議(ICAS)、国際空港評議会(ACI)などの非政府組織への協力・助言・提言。
を目的としている。主な参加機関としては、アメリカNASA、ドイツDLR、フランスONERA、カナダNRC、韓国KARI、オランダNLR、ベルギーVKI、中国CAE、インドNAL、イタリアCIRA、日本JAXAなど、世界の21の公的航空研究開発機関。



(別紙)

「JAXA航空シンポジウム in NAGOYA −世界のトップ機関と語る環境に優しい航空技術−」
プログラム



日時: 平成24年10月12日(金)13:30〜18:00(開場12:30)
場所: 中部国際空港セントレア セントレアホール

13:30〜13:35 開会挨拶
 立川敬二(JAXA 理事長)
13:35〜16:10 講演「次世代航空機の環境負荷低減技術の研究開発」
<講演者(予定)>(以下、敬称略)
(1)中橋和博(JAXA 航空担当理事)
(2)シュリ・シャム・チェティ(インドNational Aerospace Laboratories Director)
(3)セルゲイ・チェルニシフ(ロシアTsAGI Executive Director)
(4)デニス・ムガー(フランスONERA CEO)
(5)ジャイウォン・シン(アメリカNASA 航空担当局長)
16:10〜16:30 休憩
16:30〜17:55 パネル・ディスカッション「環境に優しい航空機の実現に向けた取り組みと課題」
<モデレーター> (以下、敬称略)
 石川隆司(名古屋大学 教授)
<パネリスト(予定)>
 ヨアキム・ズードロック(IFAR 議長)
 ルイス・ノブレ(エアバス Head of International Cooperation, North East Asia)
 ベルア・シヴァシャンカラ(ボーイングSenior Technical Executive for the EcoDemonstrator Program & Environmental Performance)
 戸田信雄(三菱重工業 特別顧問)
 阿部泰典(日本航空 広報部担当部長)
 李家賢一(東京大学 教授) ※パネリストが変更になりました。
 岩宮敏幸(JAXA 航空プログラムディレクタ)
17:55〜18:00 閉会挨拶
 中橋和博(JAXA 航空担当理事)

※日本語・英語の同時通訳がございます。
※プログラムは予告なく変更となる場合があります。