
このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました
「地球観測フェア2000」
<夢の地球観測衛星アイディア募集〜こんな衛星あったらいいな〜>
選考結果について
平成12年8月24日
宇宙開発事業団
財団法人リモート・センシング技術センター
宇宙開発事業団ならびに財団法人リモート・センシング技術センターでは、来る8月26日、27日に開催される「地球観測フェア2000」の一般公募企画として、<夢の地球観測衛星アイディア募集〜こんな衛星あったらいいな〜>を実施し、選考の結果、最優秀賞1名、優秀賞9名を別添のとおり決定いたしました。
広く一般の皆さまに人工衛星による宇宙からの地球観測に興味を持っていただくことを目的とした本企画に対し、全国より幼稚園児から社会人の方まで幅広い層にわたり49点の応募が寄せられました。
本企画実施にあたり、皆さまからご支援いただきましたことを、ここに御礼申し上げます。
なお、受賞作品は、「地球観測フェア2000」(於:科学技術館)にて展示されるとともに、宇宙開発事業団ホームページにも掲載されます。
入選作品
1. 最優秀賞
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山火事発見消火衛星
<萬谷 智子(よろずや ともこ) 12才 千葉県成田市>
(機能)
いつも様々な山々をかんししていて、山火事を発見すると、その場所を地球に送り、衛星は少しずつ高度をさげて、ホースの口から水を火に向かってふきだし、消火する。消火し終わったら、もとの高度にもどる。
(発案理由)
山火事が起きると、消火するのに時間がかかり、その間、山にはえている木などの森林が燃えてしまうので、自然はかいにもつながるので、火を早く発見し、早く消火できたらいいなと思って発案しました。
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2. 優秀賞
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魚とともだち1号
<関 貴文(せき たかふみ) 10才 東京都葛飾区>
(機能)
いろいろな動物を見れる(世界中の)すごいえい星。もし動物がけがなどをしてもそのえい星でびょういんにれんらくする。
(発案理由)
いろいろなしゅるいの動物をしるためにこれにした。
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地球平和衛星
<高橋 太賀(たかはし たいが) 10才 東京都狛江市>
(機能)
スペースシャトルで地球を見る様に地上で地球全体を一度に見る事ができる。
<データ>地球内部の異変、さばく化、せんそう地いき、地球全体のきき、地雷のたんさなどをする。
このデータをもとに、国さい会ぎをする。
(発案理由)
地球全土の国の大とうりょう、そうり大じんが、みんなで見て話しあえばかならず平和になると思う。
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さんご
<丹羽 正薫(にわ まさしげ) 9才 愛知県小牧市>
(機能・発案理由)
地球の海のよごれを観測します。ぼくたちにとって、地球の海は、かけがえのないもので、大切にしなければならないからです。
パラボラアンテナのような形をしたものに海水を入れ、よごれ具合が分かるようにし、それを衛星が確認します。アンテナがついていて、広い海のどこでも観測したい位置に動きます。きれいなさんごがいっぱいいる海になるといいと思います。
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hope
<平井 智啓(ひらい ともひろ) 10才 神奈川県横浜市>
(機能)
地球の土の動きを見て地しんがいつおきるかしらべる。
(発案理由)
地しんがおきるときがわかってひなんできるから。
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やかんえいせい
<古田 アロエ(ふるた あろえ) 5才 東京都世田谷区>
(機能)
やかんのおみずをちきゅうにふらせてみどりをそだてる。
(発案理由)
おほしさまにすんでいるうちゅうじんのたべものをつくってあげたり、ちきゅうにやさしいものがよかったから。
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自然00号
<水越 祐気(みずこし ゆうき) 11才 東京都葛飾区>
(機能)
なにもない森林に種や肥料をまき木を育てる。
(発案理由)
日本の木はいま人間のかってな都合によってどんどん切りたおされているから、木をふやさないと大変なことになるから考えました。
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火山活動監視衛星(NBA)
<宮崎 聡(みやざき さとし) 12才 愛知県海部郡>
(機能)
温度センサーで火山内でのマグマの動きを見て、噴火する可能性を見る。もし、噴火してしまった時は、二つの「目」でつくられた立体写真で、マグマの動きを予想し、確実な判断ができるようにする。
(発案理由)
今、三宅島は火山がふんかするかしないからという時点です。そんな島でひなんしている人々は、とても不安なことでしょう。そんな人々に、安全なひなん場所を知らせてあげて、少しでも不安が解ければ、いいなあと思いこの衛星を発案しました。
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天国への翼
<山口 眞希枝(やまぐち まきえ) 28才 京都府京都市>
(機能)
ペンギン型の衛星から流れる音楽が、宇宙に響き渡り、地球では空から音色が降ってくるように届く機能付き。衛星から見える景色は、タイムリーに地球に届き誰でも簡単に宇宙の映像が楽しめる。
地球への観測機能は、なくした物やどこかで落としたものを探してくれるような、身近な機能が搭載。
また、衛星は人が乗れるようになっている。
(発案理由)
ペンギンは大空を飛べない鳥です。地上ではゆっくりとした動作でしか行動できません。でも、水の中を泳ぐペンギンは、大空を羽ばたく鳥よりも迅速です。そんなペンギンに宇宙でも羽ばたいてほしいという願いからこんな姿になりました。人類も次世紀は、宇宙にもっと近づいていくでしょう。大空を飛ぶように人が宇宙を自由に飛べる日が来るかもしれません。また、鳥は平和や自由の象徴として、示されることが多いので、次世紀の平和への祈りを込めて、そしてこれからの衛星はもっとユニークな形をしてもいいかな、といった発想でイメージしました。
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しゅくだいえんぴつ衛星
<萬谷 綾子(よろずや あやこ) 7才 千葉県成田市>
(機能)
しゅくだいがわからないとき、たすけてくれる。
(発案理由)
しゅくだいをやっていて、おしえてくれるえいせいがあったらいいな、とおもいました。
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関連資料:
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