プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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スペースシャトル(STS-107)を利用した宇宙実験教育プログラムの実施について

平成14年2月20日

宇宙開発事業団

本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。

1. 実施概要

 宇宙開発事業団(NASDA)は平成14年7月11日打上予定のスペースシャトル「コロンビア号」(STS-107)で生物学上の基礎研究及び医薬品への応用研究等を目的に蛋白質結晶成長実験を実施する。
 NASDAはこの機会を利用して青少年を対象に宇宙開発及び自然科学に対する関心を深めてもらうことを目的に「宇宙実験教育プログラム」を実施する。
 全国の高校生から複数名からなる実験チームを募集し、宇宙開発事業団から実験キットを配布する。このキットを用いてタンパク質結晶成長実験(地上予備実験)を実施してもらい、1次レポートを提出してもらう。この1次レポートを基に宇宙実験参加チーム(6チーム程度)を選定。宇宙実験参加チームから提出された実験条件によりNASDAがSTS-107で宇宙実験を実施する。また宇宙実験参加に選定されなかったチームについても地上で自由実験を実施してもらい、参加者全員に蛋白質の結晶成長実験を通して、蛋白質の重要性を学んでもらう。最終的に宇宙実験チーム・地上実験チームから最終レポートを提出してもらい、優秀チームを表彰する。

2. 募集要項

別紙募集要項参照

3. 実施スケジュール(予定)

平成14年 2月 20日 実験参加チーム公募開始
3月 22日 公募締切
3月 27日 参加チームへの説明会実施
4月 30日 1次レポート締切
5月 9日 宇宙実験チームの選定
7月 11日 STS-107打上げ(予定)、宇宙実験の実施
9月 9日 最終レポート締切
10月 13日 発表会・表彰式

4. 実施体制について

主  催 宇宙開発事業団
事務局 (財)宇宙環境利用推進センター
後  援 日本科学未来館(予定)