宇宙開発事業団
宇宙開発事業団は、米国の地球観測衛星Aquaに搭載した改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の取得データについて、平成15年6月18日より提供を開始した一部の基本プロダクト(輝度温度)に加えて、9月19日より海面水温や水蒸気量などの高次プロダクトの一般ユーザへの提供を開始しました。
AMSR-Eは「水」に関する物理量を毎日定量的に観測することを主目的としたセンサで、地球規模の水・エネルギー循環の様子を明らかにするとともに、天気予報の精度向上などに貢献することが期待されています。
高次プロダクトとは、複数の観測周波数帯で得られる輝度温度を組み合わせて、より直接的に研究や利用へ供される物理量に変換したものです。今回提供の対象となるのは、海面水温、海上風速、積算水蒸気量、降水量、海氷密接度の5種類の物理量です。提供データの概要や種類、窓口等については、以下のホームページをご覧ください。