プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

国際宇宙ステーションを利用した第4回宇宙授業の実施について
〜子どもたちの地球への夢を星に託して〜
国際宇宙ステーション交信企画『星に願いを』

平成15年1月31日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団(NASDA)は、「星に願いを実行委員会」と共同で、第4回宇宙授業「〜子どもたちの地球への夢を星に託して〜国際宇宙ステーション交信企画『星に願いを』」を、実施します。(「星に願いを実行委員会」は(株)IHIエアロスペース、(株)エフエム東京、(株)ジェイティービー団体旅行横浜支店の有志によって構成される非営利目的の委員会)
 宇宙授業はこれまでNASDAが3回(平成13年6月、13年11月、14年9月)実施してきました。今回の宇宙授業は、国際宇宙ステーション /日本実験棟「きぼう」利用の一環で、教育目的の「イベント公募」枠に企画提案として一般から応募された企画を元に実施されるものです。

主催: 宇宙開発事業団

企画・実施: 「星に願いを実行委員会」

日時 : 平成15年2月25日(火)午後4時〜7時の間の1時間(内、宇宙飛行士との交信は約15分間)

会場 : TOKYO FM(東京都千代田区麹町1-7)10階
「JETSTREAM バンケットルーム」

参加者募集: 抽選により20組40名の親子を選定します。このうち、5名の子どもたちが宇宙飛行士と直接交信します。

軌道上対応宇宙飛行士(下記 軌道上対応宇宙飛行士参照):
NASA宇宙飛行士 ケネス・バウアーソックス
NASA宇宙飛行士 ドナルド・ぺティ
ロシア宇宙飛行士 ニコライ・ブダーリン
(上記3名は、国際宇宙ステーションに2002年11月25日から長期滞在中の宇宙飛行士)

会場対応宇宙飛行士(下記 会場対応宇宙飛行士参照):
NASDA宇宙飛行士 星出彰彦(予定)

内容: 会場から5名の子どもたちが、国際宇宙ステーション搭乗中の宇宙飛行士とライブ交信します。子どもたちが軌道上の宇宙飛行士に質問し、宇宙飛行士はそれに答えます。また会場では星出宇宙飛行士(予定)がトークセッションの中で、国際宇宙ステーションや宇宙についてわかりやすく説明し、交信の練習もかねて子どもたちからの質問にも答えます(下記 プログラム参照)。
交信の模様は3月中旬に、TOKYO FM「柴田玲のSupreme」番組で5回にわたって放送されます。
子どもたちのメッセージを見守っていくため、「星に願いを実行委員会」は宇宙授業後1年間にわたって、さまざまなイベントを計画する予定です。
また、プログラムの詳しい内容は「星に願いを実行委員会」(2月3日よりアクセス可能)のページでご覧になれます。
以上



軌道上対応宇宙飛行士

ケネス・バウアーソックス(Kenneth Bowersox)

NASA宇宙飛行士、米海軍大佐
ISSコマンダー
1956年11月バージニア州ポーツマス生まれ。インディアナ州ベッドフォード出身。1988年に宇宙飛行士となる。
スペースシャトル飛行中の地上側交信担当(CAPCOM)を務めるなど、有人宇宙飛行関連の業務経験が豊富。STS-50、STS-61でパイロットとして飛行し、STS-73、STS-82ではコマンダーとして飛行。今回は5回目の飛行。

ドナルド・ぺティ(Donald Pettit)

NASA宇宙飛行士、博士(化学工学)
1955年4月20日 オレゴン州生まれ。ロスアラモス国立研究所在職時に化学・物理学分野の宇宙実験などに関与。1996年から約2年間の訓練を経て宇宙飛行士となる。
第6次ISS滞在クルーのバックアップクルーとして訓練を受けていた。STS-113は、初めての宇宙飛行となる。
注:2002年7月末にそれまでのメインクルーであったドナルド・トーマスの代わりとして飛行することが決まった。

ニコライ・ブダーリン(Nikolai Budarin)

ロシア宇宙飛行士(RSCエネルギア社のテスト宇宙飛行士)
1953年4月、ロシアのチュバシア(Chuvashia)生まれ。
1976年RSCエネルギア社のエンジニアとなる。1989年9月から1991年1月の間、ガガーリン宇宙飛行士訓練センターで基礎訓練を受けテスト宇宙飛行士となる。1991年2月から1993年12月の間ソユーズ-TMとミール宇宙ステーションのアドバンスト訓練コースを受講。1995年6月にシャトルで打ち上げられて9月まで19次クルーとしてミールに滞在した。また、1998年1月?8月の間、21次クルーとしてミール宇宙ステーションに滞在。今回は3回目の飛行。

会場対応宇宙飛行士

星出彰彦(ほしであきひこ)

宇宙開発事業団 宇宙環境利用システム本部
宇宙環境利用推進部 宇宙飛行士
1968(昭和43)年12月28日、東京都世田谷区生まれ。
1992年3月慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。1997年12月University of Houston Cullen College of Engineering 航空宇宙工学修士課程修了。1992年4月から宇宙開発事業団に勤務し、1994年までの2年間、名古屋駐在員事務所において、H-?ロケットなどの開発・監督業務に従事。1994年〜1999年、筑波宇宙センターやNASAジョンソン宇宙センターなどにおいて、宇宙飛行士訓練計画の開発支援や実験装置の人間機械系設計評価支援および、若田宇宙飛行士の搭乗したSTS-72スペースシャトルミッションなどの支援等、宇宙飛行士の技術支援業務に従事した。1999年2月に、宇宙開発事業団より国際宇宙ステーションに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、古川聡、角野直子とともに選抜される。1999年4月からNASDAが実施する日本人宇宙ステーション宇宙飛行士の基礎訓練に参加、同訓練修了後、2001年1月宇宙飛行士として認定される。





〜子どもたちの夢を星に託して〜

国際宇宙ステ-ション交信企画『星に願いを』
2月25日(火)イベントプログラム

00分〜 柴田玲によるオープニング挨拶
05分〜 軽食
10分〜 柴田玲×星出彰彦宇宙飛行士によるトークライブ
(ISSとは何か?宇宙ってどんなところ?)
※交信の練習もかねて、子どもたちからの質問も受け付けます
30分〜 ISSとの交信(およそ15分間)
※順番におよそ5人の子どもたちとQ&A形式での交信をしてもらいます
50分〜 柴田玲によるクロージング挨拶
※16:00〜19:00の間、1時間のイベントを想定。