宇宙開発事業団
宇宙開発事業団(NASDA)は、「星に願いを実行委員会」※と共同で、第4回宇宙授業「〜子どもたちの夢を星に託して〜 国際宇宙ステーション交信企画『星に願いを』」を、下記のとおり実施します。
宇宙授業はこれまでNASDAが3回(平成13年6月、11月、平成14年9月)実施してきました。今回の宇宙授業は、国際宇宙ステーション /日本実験棟「きぼう」利用の一環で、教育目的の「イベント公募」枠に企画提案として一般から応募された企画を基に実施されるものです。
本企画は平成15年2月25日に実施を予定しておりましたが、2月1日に発生したスペースシャトル「コロンビア号」の事故による各種予定の変更により、実施が延期されていたものです。
※ 「星に願いを実行委員会」は(株)IHIエアロスペース、(株)エフエム東京の有志によって構成される非営利目的の委員会です。
(上記2名は、2003年 4月28日から国際宇宙ステーションに長期滞在中の宇宙飛行士)
宇宙開発事業団 宇宙飛行士
1948(昭和23)年 北海道余市郡余市町生まれ。
北海道大学理学部化学科卒業。
同大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了後、オーストラリア大学に留学。南オーストラリア州立フリンダース大学大学院理学博士課程化学専攻に入学、1976年7月に理学博士号を取得。
北海道大学工学部原子工学科で助教授を務めていた1985年8月に、宇宙開発事業団より第1次材料実験(「ふわっと '92」米国航空宇宙局(NASA)ミッション名「スペースラブ-J」)のペイロードスペシャリスト(PS:搭乗科学技術者)として向井千秋、土井隆雄とともに選定される。
1987年7月〜1987年12月、米国アラバマ大学ハンツビル校微小重力実験研究センターにて研究に従事。1992年9月12日〜20日の8日間にわたり、スペースシャトルに日本人初の科学宇宙飛行士として搭乗。第1次材料実験のPSとして、アメリカ人クルーと協力し、日米が開発した実験装置を使用して宇宙空間の特性を利用した日本側34テーマ(材料分野22、ライフサイエンス分野12)、米国側7テーマ、日米共同実験2テーマの計43テーマの実験を軌道上で実施した。
1998年4月にはミッションスペシャリスト(MS: 搭乗運用技術者)の資格を取得し、2000年 2月には、STS-99/SRTM(Shuttle Radar Topography Mission)と呼ばれる地球科学ミッションで、スペースシャトル「エンデバー号」にMSとして搭乗した。
2001年7月より、日本科学未来館館長に就任。
会場から5名の子どもたちが、国際宇宙ステーション搭乗中の宇宙飛行士とライブ交信します。子どもたちが軌道上の宇宙飛行士に質問し、宇宙飛行士はそれに答えます。また会場では毛利宇宙飛行士がトークセッションの中で、国際宇宙ステーションや宇宙についてわかりやすく説明し、交信の練習もかねて子どもたちからの質問にも答えます。 交信の模様は7月中旬に、TOKYO FMの番組「柴田玲のSupreme」で放送されます。
00分- | 柴田玲によるオープニング挨拶 |
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05分- | 軽食 |
10分- | 柴田玲×毛利 衛宇宙飛行士によるトークライブ (ISSとは何か?宇宙ってどんなところ?) ※交信の練習もかねて、子どもたちからの質問も受け付けます |
30分- | ISSとの交信(およそ20分間) ※順番におよそ5人の子どもたちとQ&A形式での交信をしてもらいます |
50分- | 柴田玲によるクロージング挨拶 |
※18:00〜20:00の間、1時間のイベントを想定。