プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

プリント

国際宇宙ステーションを利用した第4回宇宙授業について
〜子どもたちの夢を星に託して〜
国際宇宙ステーション交信企画『星に願いを』

平成15年6月2日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団(NASDA)は、「星に願いを実行委員会」※と共同で、第4回宇宙授業「〜子どもたちの夢を星に託して〜 国際宇宙ステーション交信企画『星に願いを』」を、下記のとおり実施します。
 宇宙授業はこれまでNASDAが3回(平成13年6月、11月、平成14年9月)実施してきました。今回の宇宙授業は、国際宇宙ステーション /日本実験棟「きぼう」利用の一環で、教育目的の「イベント公募」枠に企画提案として一般から応募された企画を基に実施されるものです。
 本企画は平成15年2月25日に実施を予定しておりましたが、2月1日に発生したスペースシャトル「コロンビア号」の事故による各種予定の変更により、実施が延期されていたものです。

※ 「星に願いを実行委員会」は(株)IHIエアロスペース、(株)エフエム東京の有志によって構成される非営利目的の委員会です。

主催:
宇宙開発事業団
企画・実施:
「星に願いを実行委員会」
日時:
平成15年7月8日(火)午後6時〜8時の間の1時間
(内、宇宙飛行士との交信は約20分間)
会場:
TOKYO FM(東京都千代田区麹町1-7)
11階 「JETSTREAM バンケットルーム」
参加者募集:
抽選により5組10名の親子を選定し、5名の子どもたちが宇宙飛行士と直接交信します。
応募方法については、TOKYO FM「柴田玲のSupreme」
(月〜金/9:00〜11:00)の中で、6月3日(火)〜6月20日(金)の期間中、イベント告知および参加者を公募します。
(参照:応募宛先)
※ ファックスからの応募・・・・・・・FAX番号:03-3221-1800
※ 番組ホームページからの応募・・・http://www.tfm.co.jp/supreme
軌道上対応宇宙飛行士:

ユーリ・マレンチェンコ(Yuri Malenchenko)

ロシア宇宙飛行士 ロシア空軍大佐
ISSコマンダー
1961年12月、ウクライナ、スヴェトロヴォドスク生まれ。
軍のパイロット出身。
1987年から約1年半宇宙飛行士の基礎訓練を受ける。
ミールの15次クルーコマンダーのバックアップクルーを務める。
1994年7月〜9月の間、ミール16次クルーとして宇宙に滞在。
2000年9月STS-106(2A.2b)で国際宇宙ステーション(ISS)へ向い、ISSの第1次長期滞在クルーのための準備作業を実施。
宇宙滞在記録137日間。今回は3回目の飛行。

エドワード・ルー(Edward Lu)

NASA宇宙飛行士
物理学博士(太陽物理学、宇宙物理学専攻)。
1963年7月マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ。
太陽・宇宙物理学分野で実績を積む。1996年に宇宙飛行士となる。
ミッションスペシャリストとして、1997年のSTS-84(ミールとのドッキングミッション)、2000年のSTS-106(2A.2b)の飛行を経験。今回は3回目の飛行。


(上記2名は、2003年 4月28日から国際宇宙ステーションに長期滞在中の宇宙飛行士)

会場対応宇宙飛行士:

毛利 衛(もうり まもる)

宇宙開発事業団 宇宙飛行士
1948(昭和23)年 北海道余市郡余市町生まれ。

北海道大学理学部化学科卒業。
同大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了後、オーストラリア大学に留学。南オーストラリア州立フリンダース大学大学院理学博士課程化学専攻に入学、1976年7月に理学博士号を取得。

北海道大学工学部原子工学科で助教授を務めていた1985年8月に、宇宙開発事業団より第1次材料実験(「ふわっと '92」米国航空宇宙局(NASA)ミッション名「スペースラブ-J」)のペイロードスペシャリスト(PS:搭乗科学技術者)として向井千秋、土井隆雄とともに選定される。

1987年7月〜1987年12月、米国アラバマ大学ハンツビル校微小重力実験研究センターにて研究に従事。1992年9月12日〜20日の8日間にわたり、スペースシャトルに日本人初の科学宇宙飛行士として搭乗。第1次材料実験のPSとして、アメリカ人クルーと協力し、日米が開発した実験装置を使用して宇宙空間の特性を利用した日本側34テーマ(材料分野22、ライフサイエンス分野12)、米国側7テーマ、日米共同実験2テーマの計43テーマの実験を軌道上で実施した。

1998年4月にはミッションスペシャリスト(MS: 搭乗運用技術者)の資格を取得し、2000年 2月には、STS-99/SRTM(Shuttle Radar Topography Mission)と呼ばれる地球科学ミッションで、スペースシャトル「エンデバー号」にMSとして搭乗した。

2001年7月より、日本科学未来館館長に就任。


内容:

 会場から5名の子どもたちが、国際宇宙ステーション搭乗中の宇宙飛行士とライブ交信します。子どもたちが軌道上の宇宙飛行士に質問し、宇宙飛行士はそれに答えます。また会場では毛利宇宙飛行士がトークセッションの中で、国際宇宙ステーションや宇宙についてわかりやすく説明し、交信の練習もかねて子どもたちからの質問にも答えます。 交信の模様は7月中旬に、TOKYO FMの番組「柴田玲のSupreme」で放送されます。

〜子どもたちの夢を星に託して〜
国際宇宙ステ-ション交信企画『星に願いを』

7月 8日(火)イベントプログラム
00分- 柴田玲によるオープニング挨拶
05分- 軽食
10分-  柴田玲×毛利 衛宇宙飛行士によるトークライブ
(ISSとは何か?宇宙ってどんなところ?)
※交信の練習もかねて、子どもたちからの質問も受け付けます
30分- ISSとの交信(およそ20分間)
※順番におよそ5人の子どもたちとQ&A形式での交信をしてもらいます
50分- 柴田玲によるクロージング挨拶

※18:00〜20:00の間、1時間のイベントを想定。