宇宙開発事業団
宇宙開発事業団(NASDA)は、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の新たな分野及び形態への利用多様化を図ることを目的として、このたび教育での利用に焦点を当てた「きぼう」教育利用ワークショップを、下記のとおり開催します。宇宙環境の教育利用に関して関心をお持ちの方の参加をお待ちしております。
1.日時: | 平成15年8月6日(水)10:00〜17:30 |
2.場所: | 東京国際交流館 (東京都江東区青海2-79) |
3.主催: | 宇宙開発事業団 |
4.後援(予定): | 文部科学省 |
5.入場料: | 無料(原則として、事前申し込みが必要です) |
6.ワークショップに 関する問い合わせ・ 入場申し込み先: |
(財)宇宙環境利用推進センター 〒169-8624 東京都新宿区西早稲田3-30-16 電話 :03-5273-2442 FAX :03-5273-0705 URL :http://www.jsup.or.jp/ *上記URLホームページから申込ができます。 |
地上400キロメートルの軌道上を周回する国際宇宙ステーションや2006年に打上げが予定されている「きぼう」日本実験棟を教育に利用する試みは広がりを見せています。
日本人初のスペースシャトル搭乗宇宙飛行士として、宇宙からの授業を実施した毛利衛宇宙飛行士が、宇宙と教育について語ります。毛利飛行士は2000年の2度目のフライトで、スペースシャトルに搭載したカメラからのリアルタイム地球映像を利用した教育プログラム「アースカム」を実施しました。
NASA(米国航空宇宙局)やESA(欧州宇宙機関)から、宇宙教育担当者が来日し、アメリカ、ヨーロッパが取り組む宇宙教育活動について紹介します(同時通訳あり)。米、欧、日の宇宙教育担当者が、我が国で一堂に会するのは今回が初。
埼玉県立浦和第一女子高校(最優秀賞を受賞)の化学部チームをはじめ、山口県立厚狭高校、土浦日大高校、茗溪学園高校それぞれの科学クラブの代表生徒が、本年1月のスペースシャトル「コロンビア号」を使って行われた高校生によるタンパク質結晶成長実験結果を報告します。
午後のパネルディスカッションには、テレビ等でもおなじみの的川泰宣氏(宇宙科学研究所教授)、渡部潤一氏(国立天文台)、高柳雄一氏(電気通信大学教授)をはじめ、学界、教育界、産業界の第一人者が参加します。会場の来場者との活発な意見交換も期待されます。
[午前の部 わくわくする学びの場] | |
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10:00 | 開会挨拶
(NASDA理事 山元孝二)
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10:05 | [来賓挨拶]
(文部科学省 生涯学習政策局 生涯学習推進課長 芝田政之)
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10:10 | [基調報告]知的チャレンジの場「きぼう」
(NASDA宇宙飛行士 毛利衛)
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10:25 | 米国航空宇宙局の教育への取り組み
(教育担当者)
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10:45 | 欧州宇宙機関の教育への取り組み
(教育担当者)
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11:05 | NASDAの教育プログラム紹介
(NASDA宇宙環境利用事業促進室長 吉冨進)
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11:20 | 教育コミュニティの挑戦
(東日本国際大学助教授 浅井義彦、慶應義塾女子高等学校教諭 小林秀明)
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11:35 | [特別報告]「チャレンジ!スペースシャトルで宇宙実験」成果報告 - スペースシャトル(STS-107)ミッションを通して得られた経験 -
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***休憩 12:45〜14:00***
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[午後の部 教育への「きぼう」の貢献] | |
[パネルディスカッション第1グループ 自然科学をもっと面白くするために]
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14:00 | 「理科離れに「きぼう」の星」 *「きぼう」ひいては宇宙を活用して、子供達の自然科学に対する興味を喚起し、理科離れにブレーキをかけることはできるのか。教育現場の声を集約し、「きぼう」への要望を明らかにする。
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***休憩 15:40〜15:50***
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[パネルディスカッション第2グループ 科学者・技術者育成に「きぼう」ができること]
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15:50 | 「科学者・技術者育成に向けて」 * 明日の技術開発を担う人材の育成に関する教育関係者の要望や意見を抽出し、「きぼう」が提供できることを模索する。
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17:30 | 閉会の挨拶
(NASDA宇宙環境利用事業促進室長 吉冨進)
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