宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
主な開発上の課題 | 得られた成果 |
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十分な耐性と運用寿命 | 打上時及び軌道上の過酷な環境において15年間の運用寿命を有し、かつ隕石/デブリ等の防御手段として1cm以下のデブリに対し十分な非貫通確率を確保した宇宙構造体の製造技術を獲得。 |
搭乗員と地上との協調運用 | 各サブシステムの制御及びモニタを、地上及び軌道上搭乗員のラップトップコンピュータから実施することを可能にする通信制御技術を獲得。 |
人間が使い易いシステム | 搭乗員による機器の保全、監視、制御を容易かつ安全に実施するための人間工学の発達に寄与。 |
コンピュータによる安全な運用 | 誤コマンドの送出に対応するための、独立した遮断機能を有するソフトウェア技術の獲得。緊急事態に対し、独立して自動的に安全化の図れるソフトウェア技術の獲得。 |
搭乗員の生命の維持 | 搭乗員の呼吸等による二酸化炭素の換気、温度・湿度の制御を可能とし、微小重力の影響下でも空気を滞留させない空気循環システムに係る技術の獲得。 |
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