宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
定常段階終了審査会において下記内容の報告が行われた。
シャント温度のリミット値超過という問題は発生したが、適切な対処(注)の結果、要求される機能・性能は満足し、実験データを良好に取得可能な環境をミッション側に提供できた。また、静止トランスファー軌道の過酷な放射線環境(バンアレン帯を毎周回通過)の中においても、故障なく運用を継続している。
6つの実験装置は軌道上において不具合の発生もなく、正常に実験運用ができた。【下記『「つばさ」ミッション機器運用結果概要』参照】
上記の運用結果に関わる報告を踏まえ、審査会としての評価は以下の通りとなった。
審査会において、定常段階終了後の後期利用段階の運用に関する以下の方針が示された。
現在、取得したデータの詳細な解析を実施中であるが、その技術成果については結果がまとまり次第改めて報告する予定である。なお、技術成果の詳細は、以下に予定しているワークショップにおいて発表する計画である。