プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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「宇宙用部品開発推進センター」の発足について

平成15年3月31日

宇宙開発事業団

 宇宙開発事業団(NASDA)では、設立以来、ロケット・人工衛星などの宇宙機器システムの信頼性・品質を担う原点である部品・材料に関する研究開発及び供給体制の構築などを通じて、基盤技術の強化を図ってきました。

 このたび、我が国の宇宙活動の信頼性向上、自律性の確保が重要課題とされ、かつ高品質な宇宙用部品の安定的供給体制の再構築が求められる中、既存の部品関連業務を一元的かつ有機的に実施する「宇宙用部品開発推進センター」を4月1日に発足させますのでお知らせいたします。

 産学官など対外的に開かれた同センターでは、従来の技術研究本部宇宙用部品専門グループなどが実施してきた研究開発に加え、とりわけ、一貫性のあるプロジェクト協力の推進、国内外購入部品の品質評価及び民生部品技術の宇宙転用促進を重点的に強化していきます。

 なお、同センターの活動の一環として、認定部品、認定試験仕様書などの宇宙用共通部品に関する技術情報を、4月1日より国内外に向けて公開しますので、是非ご活用ください。 宇宙用共通部品データベース

1. 名称
宇宙用部品開発推進センター(技術研究本部内)
(Space Component Engineering Center)
2. 業務内容
  
(1)部品に係る研究開発/維持計画の策定、部品の研究開発及び国内外部品の品質評価、技術評価
(2)部品選定から打上げ後までの部品に関する横断的なプロジェクト協力
(3)部品に関する技術情報の集約及び利用促進