宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
ISS搭乗宇宙飛行士(3名)は、平成11年に候補者として選抜され、平成13年に基礎訓練注1を終了しISS搭乗宇宙飛行士として認定された。
認定後、これまでISSに関する一般的な運用技術を修得するアドバンスト訓練注2を行うとともに、「きぼう」打上に向けた試験等の技術的な業務を行ってきた。
ソユーズ宇宙船運行技術者の資格取得に必要な訓練を表1に示す。なお、資格取得には全体で約6ヶ月の訓練が必要。今回は第1回として約半分の訓練を実施する。
訓練項目 | 全体 | 今回 | |
---|---|---|---|
Section 1 (座学) |
ソユーズ システム訓練 | 330 | 262 |
サバイバル訓練 | 22 | 0 | |
Section 2 (実習) |
ソユーズ システム訓練 *1 | 67 | 54 |
サバイバル訓練 *2 | 76 | 0 | |
Section 3 | 船外活動訓練 *3 | 74 | 0 |
Section 4 | 医学支援システム | 4 | 0 |
体力トレーニング | 110 | 52 | |
宇宙飛行に係る特別訓練 (パラボリック飛行を含む) |
14 | 0 | |
その他 | ロシア語 | 300 | 104 |
合計 | 998 | 472 |
ソユーズ宇宙船は、1960年代初めにソビエト連邦が自国の宇宙飛行士を月に運ぶことを目標として開発された。
ソビエト連邦が月プログラムを放棄した後は、宇宙飛行士を宇宙ステーションへ往復させる輸送機として使用されている。
ISS計画では、NASAが開発中の緊急帰還機が運用可能となるまでの間、唯一の緊急帰還機として使用される。
ソユーズ宇宙船は、軌道モジュール、帰還モジュール、機器サービスモジュールの3つのモジュールから構成され、軌道離脱時には帰還モジュールのみが地上へ帰還する。
打上時の重量 | 7.22トン | |
---|---|---|
全長 | 6.98 m | |
最大直径 | 2.72 m | |
居住モジュール直径 | 2.2 m | |
軌道モジュール容積 | 6.5 m3 | |
帰還モジュール容積 | 4 m3 | |
太陽電池パドル | 長さ | 10.7 m |
面積 | 10 m2 | |
発電量 | 平均0.6kW(最大1kW) | |
搭乗人数 | 2〜3人 | |
搭載可能ペイロード (3名搭乗時)※2 | 100 kg 以下 | |
回収可能ペイロード | 50 kg 以下 | |
帰還時荷重力 | 3〜4 G | |
着陸精度 | 30 km | |
単独飛行可能期間 | 14日 | |
ISS接続時軌道上寿命 | 200日 | |
推進剤 | 燃料 | 非対称ジメチルヒドラジン(UDMH) |
酸化剤 | 四酸化二窒素(NTO) |
TMからTMAへの変更点 | TM | TMA | ||
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クルー身長制限(cm) | 164〜182 | 150〜190 | ||
クルー体重制限(kg) | 56〜85 | 50〜95 | ||
着陸終速度
| メインパラシュート使用時 | 通常 | 2.6m/s | 1.4m/s |
最大 | 3.6m/s | 2.6m/s | ||
予備パラシュート使用時 | 通常 | 4.3m/s | 2.4m/s | |
最大 | 6.1m/s | 4.0m/s | ||
使用ロケット | ソユーズU | ソユーズFG |