プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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宇宙教室 〜衛星から地球を見よう!〜 の開催について

平成15年4月24日

宇宙開発事業団
独立行政法人 通信総合研究所

 宇宙開発事業団(NASDA)及び独立行政法人通信総合研究所(CRL)は、宇宙開発事業団沖縄宇宙通信所の「科学技術週間施設一般公開」において、下記のとおり、小・中学生を対象としたイベント「宇宙教室 〜衛星から地球を見よう!〜」を開催いたします。
 本イベントでは、昨年12月14日にH-IIAロケット4号機で打ち上げられたマイクロラブサット1号機搭載の遠隔検査用カメラを利用し、地球を撮像するなど衛星の運用を実体験することができます。この機会に、是非、ご参加ください。
 今後、両機関は、通信ネットワーク技術により、マイクロラブサット1号機を利用した衛星運用体験・宇宙教室、公開インターネット授業を開催する予定ですので、併せてご期待ください。

1.日 時:
平成15年4月27日(日)
第1回 宇宙教室 10時00分〜11時00分
第2回 宇宙教室 11時30分〜12時30分
※宇宙教室終了後も、17時まで地球の画像を公開しております。なお、運用状況により、予定内容を変更することともありますのでご了承ください。
2.場 所:
宇宙開発事業団 沖縄宇宙通信所
 沖縄県国頭郡恩納村字安富祖金良原1712  電話:098-967-8211
3.参加方法:
 特に、事前参加登録は必要ありませんが、会場の都合により混雑することもありますのでご了承ください。



宇宙教室 (うちゅうきょうしつ)

今の地球の様子を衛星のカメラから見てみよう!
宇宙教室では、2002年12月14日に打上げられたマイクロラブサット1号機(μ-LabSat)について学び、沖縄局と筑波宇宙センター小型衛星運用室を結んで一緒に衛星の運用を体験することができます。

今回の運用では衛星は1分間に3回のスピードで回転をしながら搭載されたデジタルカメラ.で地球を撮像します。その画像は沖縄局に伝送され、今の地球を公開いたします。.教室から選ばれた臨時コマンダーの指令により地球を撮像し、撮りたての地球の写真を.記念に持ち帰ることができます。

人工衛星の運用は電波を使用して衛星と会話を行います。
小型衛星運用室は、マイクロラブサット1号機を運用するための設備が整えられております。

衛星への指令は「コマンド」、衛星からの情報は「テレメトリ」と呼びます。
コマンドは運用室のパソコンから送信されると、他のNASDA大型衛星と同じ設備を経由して宇宙通信所.(勝浦・増田・沖縄)のアンテナから電波として衛星に届けられます。
テレメトリはコマンドと全く逆のルートで衛星から電波として地上のアンテナに送信され、運用室のパソコンに伝送され、衛星の状態を確認することができます。

運用室には、コマンド・テレメトリ用の情報以外に運用計画や地球上のどこを飛行しているかを示す軌道.情報なども確認することができます。

宇宙教室開催時間

第1回宇宙教室 10時00分〜11時00分
第2回宇宙教室 11時30分〜12時30分


※宇宙教室終了後も17時まで地球の画像を公開しております



ポスター (PDF 528KB)