プレスリリース

このプレスリリースは宇宙開発事業団(NASDA)が発行しました

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平成15年「宇宙の日」記念行事「宇宙の日」
ふれあいフェスティバル2003開催について

平成15年7月31日

文部科学省
宇宙開発事業団

 平成15年9月13日(土)から9月15日(月)までの3日間、日本科学未来館において、「宇宙の日」記念行事として「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003を開催します。
 本フェスティバルは、宇宙や科学の不思議がわかる実験ショーや、楽しい工作、ビデオ上映などのプログラムイベント(会場:1階催事ホール)と、宇宙開発事業団宇宙飛行士が出演する「スペーストークショー」(会場:7階みらいCANホール※14日のみ)の構成で実施します。今年は10月1日に新しい宇宙開発機関が発足するなど大きな改革の年にあたっています。このため、新しい機関の発足にちなんだイベントも予定しています。
 つきましては、"「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003"の開催概要が決定しましたので、お知らせいたします。





(参考)
「宇宙の日」

1992年9月12日、毛利宇宙飛行士がスペースシャトルで宇宙へ飛び立ちました。この年は国際宇宙年(ISY)で、世界中が協力して宇宙のことを考え、地球環境について考えた年でもありました。日本でも、この国際宇宙年をきっかけに末永く宇宙の普及活動を行おうと考え、一般の方々から「宇宙の日」を公募しました。その結果、毛利宇宙飛行士の飛び立った日が選ばれ、以後、9月12日は「宇宙の日」として定着しました。ちなみに92年の読み方と9月12日の読み方は同じ九十二で、日本語の語呂合わせにもなっています。

「宇宙の日」記念行事

1992年の「国際宇宙年」の趣旨である、「一般の人々の宇宙開発に対する理解を深める」ための広報普及活動の一環として、また「この活動を1992年の国際宇宙年の期間中のみならず今後とも継続して行う」ことを意図して文部科学省、文部科学省宇宙科学研究所、文部科学省国立天文台、独立行政法人航空宇宙技術研究所、宇宙開発事業団、日本科学未来館、(財)日本宇宙フォーラム及び(財)日本宇宙少年団の主催により実施されるものです。

「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003開催概要

1. 主催

文部科学省、 宇宙科学研究所、 国立天文台、 航空宇宙技術研究所、 宇宙開発事業団、 日本科学未来館、 (財)日本宇宙フォーラム、 (財)日本宇宙少年団

2.実験教室や工作等のプログラムイベントについて

(1)日時: 平成15年9月13日(土)〜15日(月)午前10:00〜午後5:00
(2)場所: 日本科学未来館(東京都江東区青海2-41)
(3)入場: 無料
(4)開催内容:

日本科学未来館1階催事ホールと7階みらいCANホールを中心に、宇宙や科学の不思議がわかる実験ショーや工作、楽しい工作、ビデオ上映など、たくさんのプログラムを用意した楽しいことが盛りだくさんの宇宙のお祭りです。どなたでも自由に参加できます。

☆宇宙服試着撮影コーナー
本物そっくりの宇宙服を着て、記念写真撮影が行えます。宇宙飛行士の気分が体験できます。
☆バーチャル宇宙遊泳コーナー
日本科学未来館1階エントランスゾーンの400インチモニターを使用して、来場者の映像と「火星」や「宇宙から見た地球」など宇宙の映像を合成したものを投影して、宇宙遊泳を疑似体験できるコーナーです。
☆工作体験コーナー
小さなロケットを作って打ち上げたり、星座早見盤などいろんな工作をしたり、工夫をして自分だけの作品にチャレンジできます。
  • フィルムケースロケット工作
  • 星座早見盤工作
  • オリジナル紙飛行機工作
  • 各種ペーパークラフト工作など
☆イベントステージ
宇宙や科学の不思議がわかる実験ショーや電子楽器テルミンの実演、宇宙はかせによるQ&Aコーナーなど、宇宙に詳しくなれるイベントがたくさん行われます。
☆ミッションラリー
フェスティバル会場入口で配られる問題用紙の答えを、会場を巡りながら工作体験コーナーなどに隠されているヒントを元に解いていくイベントです。全問正解すると、会場に設置される火星のモニュメントに自分の名前やメッセージを書いた「メッセージフラッグ」を挿すことができます。

3.スペーストークショーについて

(1)日時: 平成15年9月14日(日) 午後2:00〜午後3:30
(2)場所: 日本科学未来館7階みらいCANホール
(3)入場: 無料
(4)プログラム: 午後1:30 受付・開場
午後2:00 開演
☆第1部 くわしく教えて!宇宙での生活
今建設中の「国際宇宙ステーション」の組立てに参加した若田光一宇宙飛行士が、宇宙のことを詳しく教えてくれます。宇宙で何をするのか、宇宙ではどんな生活をするのか、宇宙の不思議がわかります。
☆第2部 くわしく教えて!星のふしぎ
今年は、火星が地球に大接近します。火星を含めた星のふしぎについて、国立天文台の先生と宇宙飛行士がくわしく教えてくれます。
☆第3部 みんなで小惑星に名前を付けよう
今募集をしている小惑星の名前を宇宙飛行士と一緒に決定しましょう。君たちが考えた名前が小惑星につくかもしれないよ。(小惑星の名前も募集しています。募集については「5.小惑星名称募集について」をご覧下さい。)
午後3:30 閉会
(5)参加方法:
ア.対象者:
小学生(3年生以上)・中学生および保護者
イ.募集人数:
約300名 ※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
ウ.応募方法:
往復ハガキで、次の事項をご記入の上、下記応募先までお送りください。
1通につき、5名までお申し込みいただけます。
  • 参加代表者の氏名・郵便番号・住所・電話番号
  • 参加する小・中学生の氏名・学校名・年齢
  • 同伴する保護者の氏名(2名まで可)
※ 身体障害者の方もご参加頂けますので、その旨明記して下さい。
(聴覚障害者用に、手話通訳対応をいたします。)
(6)応募先: 財団法人 日本宇宙フォーラム内「宇宙の日」事務局
 〒105-0013 東京都港区浜松町1-29-6 浜松町セントラルビル8階
 TEL 03-3459-1652 FAX 03-5402-7521
(7)応募締切: 平成15年8月29日(金)必着

4. 小惑星名称募集について

 「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003の開催を記念して、まだ正式に名称のついていない小惑星の名前を募集しています。
 小惑星は、発見者に国際天文学連合(IAU)から名前を提案する権利が与えられています。今回、小惑星の名前の提案権を持つ発見者が、「宇宙の日」ふれあいフェスティバル2003の主旨に賛同していただき、募集した名前から「スペーストークショー」に参加した子どもたちと宇宙飛行士全員でIAUへ提案する小惑星の名称を決定することになりました。
 このイベントにふさわしい名前や地名にちなんだ名前など、なんでも結構です。みんなで素敵な名前を考えてください。

(1) 小惑星について
小惑星とは太陽の周りを回っている小さな天体です。多くは、火星と木星の間に存在し、小惑星帯と呼ばれています。その数は、現在、軌道がわかっているものだけでも7万個以上です。昨年島根県・松江市で行われた「宇宙の日」記念イベントでは、小惑星に「Shijimi(しじみ)」と名付け、正式な名前としてIAUに承認されました。

(2) 名前を考えるときのルール
  • ローマ字で表記した場合に16文字を越えないもの。例)しじみ→SHIJIMI(7文字)
  • 日本語以外の名前は承認されない場合が多いのでなるべく日本語の名前にしましょう。
  • 個人名や商品名など固有の名前は付けられません。
(3) プレゼント
  • 決定した名前を考えてくれた人全員に証明書。
  • 決定した名前を考えてくれた人の中から、抽選で3名様にH-?Aロケット・クリスタル・ウェート。
  • 応募された方々の中から抽選で、100名様にすてきな宇宙グッズ。
 ※ 抽選結果は発送をもって替えさせていただきます。

(4) 応募方法・締め切り

官製ハガキに以下の事項を記入して下記応募先までお送り下さい。

記入事項:
ア)小惑星の名前と読み方
イ)考えた理由
ウ)氏名
エ)年齢
オ)住所
※ 小惑星の名前は、イベント当日決定したものを国際天文学連合(IAU)に申請し、承認されると正式に決定します。

(5) 応 募 先

財団法人 日本宇宙フォーラム内「宇宙の日」事務局
 〒105-0013 東京都港区浜松町1-29-6 浜松町セントラルビル8階
 TEL 03-3459-1652 FAX 03-5402-7521

(6) 応募締切

平成15年8月29日(金)必着

5. 全国小・中学生作文絵画コンテスト表彰式について

(1)日時: 平成15年9月14日(日)午前11:00〜午後5:00
(2)場所: 日本科学未来館1階シンボル展示「Geo-Cosmos」下
(3)開催内容:  「宇宙の日」記念行事の一環として行われている上記コンテストの表彰式を、受賞者を東京に招待して、実施します。
 また、フェスティバル会場入口で、受賞作品32点(作文作品:16点、絵画作品:16点)の展示も行います。

<応募及び企画・運営等に関する問い合わせ先>

 〒105-0013 東京都港区浜松町1-29-6 浜松町セントラルビル8F
 (財)日本宇宙フォーラム内 「宇宙の日」事務局
 TEL.03-3459-1652 FAX.03-5402-7521




(参考)
「宇宙開発事業団施設公開について」


宇宙開発事業団では、「宇宙の日」の前後で、各事業所の施設を一般の方々に公開しています。
今年度は、下記の予定で実施します。
8月24日(日): 勝浦宇宙通信所
9月6日(土): 角田ロケット開発センター
9月13日(土): 筑波宇宙センター
9月20日(土): 地球観測センター
9月21日(日): 沖縄宇宙通信所