宇宙開発事業団
日米科学技術宇宙応用プログラム(Japan-US Science, Technology and Space Application Program: JUSTSAP)は、スペースシャトル「コロンビア号」(STS-107)を利用して、産学官の連携を柱とした青少年による宇宙実験(「スターズ」S*T*A*R*STM)を実施しました。
このたび、JUSTSAPの主催により、下記のとおり、スターズ宇宙実験の成果報告会を開催します。主研究者の新堀真希さん(お茶の水女子大学大学院生)が、スペースシャトル「コロンビア号」事故発生以前に地上に送信されたデータをもとに、メダカをつかった宇宙実験の成果を発表します。
なお、副ミッションサイエンティストとしてSTS-107全体の科学ミッションを取りまとめていた向井千秋宇宙飛行士も、米国ヒューストンからテレビ会議で参加します。
日時: | 2003年4月30日(水) 10:00〜12:00 |
場所: | 日本科学未来館 イノベーションルーム 東京都江東区青海2丁目41番地 |
備考: | 一般の方で参加したい場合の問い合わせ先は、(財)宇宙環境利用センター (TEL:03-5273-2441、担当:上村、山根)まで |
宇宙開発を中心とした科学技術の発展を、日米両国の産学官が話し合うことを基本的な目的として民間主導で組織化された団体である日米科学技術宇宙応用プログラム(Japan-US Science, Technology & Space Application Program: JUSTSAP)では、日米共同による低廉・迅速・効果的な宇宙実験の遂行を、産学官連携で推進しています。
JUSTSAPは、STS-107でのミッションにおいて、SPACEHAB社が推進している教育プログラムの一環としての青少年が参加する宇宙実験(JUSTSAP S*T*A*R*STM)と、宇宙での蛋白質結晶成長実験(JUSPRO)の2件を実施しており、事務局としては、(財)宇宙環境利用推進センター、(財)理工学振興会、NPO法人プロサップが担当しています。宇宙開発事業団(NASDA)は、このプロジェクトに対する支援を行っています。
JUSTSAP S*T*A*R*STMプログラムでは、青少年にスペースシャトルで行われる実験の専門家としての一翼を担ってもらい、科学技術的な学習の研鑽とその向上に向けての挑戦を目指しており、今回のミッションでは、全国より応募された60件より選定した主研究者(お茶の水女子大学大学院、 新堀真希さん)が、「微小重力下での水棲生物の順応性と泳ぎのパターンの研究」(Flight of Medaka Fishes)について宇宙実験を行いました。
副研究者及び連携研究者として選定された生徒の所属する学校では、地上対照実験を実施し、インターネット網を利用し実際の実験の経過を同時に観察しました。