宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
MDS-1「つばさ」の軌道上運用の状況と停波運用について報告する。
民生部品の軌道上における機能確認、コンポーネント等の小型化技術確認及び放射線等の宇宙環境の計測を行うことを目的とする。
ミッション期間を越え、当初予定していた民生部品の軌道上データおよび宇宙環境計測のデータ等所要のデータを計画通り取得し、多くの成果を得た。以下に主要な成果について示す。(詳細は別添資料参照)
現状を踏まえ、衛星状態を監視しつつ、電源系異常原因究明作業として残っているリスクの高い作業を出来る限り実施した後、電波発信停止作業を9月24日から開始し9月26日頃までに完了することとしたい。
なお、現在までに蓄積してきた実験データについては、新宇宙環境モデル、及び民生部品等の先端部品の宇宙適用を可能とする地上試験基準、耐放射線保護方策について本年12月を目途にワークショップを開催し、具体的な提案を行う予定である。また、民生部品の宇宙適用については、来年6月を目途に「民生部品宇宙適用ガイドライン(仮称)」を作成し、民生部品業界の宇宙分野への参入促進を目指すこととしたい。
本体寸法 | 1.2m×1.2m×1.5m |
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質 量 | 約480kg |
発生電力 | 約900W(EOL) |
姿勢制御 | 太陽指向スピン安定(5rpm) |
ミッション期間 | 1年間 |
搭載実験機器 | 主な実験内容 | 主な成果 | 成果の活用例 |
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実験装置 実験装置 |
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実験装置 実験装置 実験装置 |
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・電子 ・陽子 |
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