宇宙開発事業団
本日開催された宇宙開発委員会において、下記のとおり報告をいたしました。
世界の水問題の専門家、学会、国際機関が中心となって1996年に設立された世界水会議(WWC:World Water Council)が提唱して3年毎に開催、水問題の持続的な解決を目指す。
会期: | 平成15年3月16日〜23日(日) |
京都、大阪、滋賀 | |
セッション数: | 31テーマ、331分科会セッション |
閣僚会合: | 101国、9国際機関参加 |
参加者: | 2万3995名(会議登録者数) |
展示来場者: | 9万8417名(大阪会場) |
第3回世界水フォーラムにおいて、今後の水問題に関する閣僚級宣言を採択するとともに、具体的行動計画を定めた「水行動集」を公表。そのうち、衛星による地球観測に関連した記述は以下のとおり。
「パラ12:我々は、気候変動の影響を含む地球規模の水循環の予測及び観測に関するさらなる科学的研究を推進するとともに、この貴重なデータを世界中で共有できる情報システムを発展させる。」
米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、中国リモートセンシングセンター(NRSCC)、世界気候研究計画(WCRP)、国際洪水ネットワーク(IFnet)、地球観測衛星委員会(CEOS)情報システム・サービス作業部会(WGISS)が参加。 宇宙からの全球降水観測計画(GPM)の推進とその観測データの共有を提案、国際社会の理解を深めた。約150名参加。
国土交通省が推進する国際洪水ネットワークIFnetが発足。国土交通省は、そのプロジェクトの1つとして全球洪水警報システム(GFW)を発表した。
NASDAからGFWに対して衛星データを提供、GFWは衛星データを基に世界の河川の流域雨量を推定し、洪水発生予測を自動的に行う。
今後、以下の閣僚宣言及び「水行動集」のフォローアップを実施する。
今後、宇宙からの地球観測に関連して以下の会合が予定されている。