H-IIAロケット エンジン燃焼試験

H-IIAロケット固体ロケットブースタ(SRB-A)コニカル型ノズル実機大モータ
燃焼試験の結果について


 宇宙航空研究開発機構は、平成16年 7月7日(水)に種子島宇宙センター竹崎射場固体ロケット試験場において、今後の局所エロージョン等の定量的な評価につなげることなどを目的として、昨年11月29日に打上げに失敗したH-IIAロケット6号機と同一形態のコニカル型ノズルによるSRB-Aの燃焼試験を下記の通り実施しました。
 燃焼開始後、約51秒頃からモータノズル部付近から燃焼ガスが漏洩し、燃焼後の目視点検により、モータノズル部に破孔が生じていることを確認しました。今後、この状況等について詳細に調査いたします。
 なお、試験施設設備等に損傷はありませんでした。


    試験日時: 平成16年 7月 7日(水) 11:00点火
    試験場所: 種子島宇宙センター 竹崎射場固体ロケット試験場
    天  候: 晴れ     風:南南西 4.1 m/sec   気温:30.9 °C
    [データ(参考値)]
    燃焼時間:  96.4  秒  (計画値:96.5秒)
    最大推力:  2,295 KN (計画値:2,261KN)
    最大燃焼圧力:   11.3 Mpa (計画値:11.2MPa)