運用終了

プロジェクト概要


プリント

電離層観測衛星「うめ」(ISS)は、電離層の観測を行い、短波通信の効率的な運用に必要な電波予報、警報に利用するためのわが国最初の実用衛星です。
「うめ」は、打ち上げ約1ヶ月後、電源系に不具合を生じたため、改善を加えた予備衛星「うめ2号」(ISS-b)を再度打ち上げ、観測を行いました。そして約1年半のミッション期間が終了した後も観測データの取得を続け、1983年2月23日発生電力の低下により運用を終了しました。



主要諸元

うめ
(ISS)
国際標識番号 1976-019A
打ち上げ日時 1976(昭和51)年2月29日 12:30
打ち上げロケット N-Iロケット2号機(N2F)
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
質量 約139kg
うめ2号
(ISS-b)
国際標識番号 1978-018A
打ち上げ日時 1978(昭和53)年2月16日 13:00
打ち上げロケット N-Iロケット4号機(N4F)
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
質量 約141kg
形状 円筒形/直径約94cm/高さ約82cm
軌道 円軌道
軌道高度 約1,000km
軌道傾斜角 約70度
軌道周期 約105分
姿勢制御方式 スピン安定方式