N-I ロケットは、米国のデルタロケットの技術を導入し開発した3段式ロケットで、技術試験、通信、放送、気象、地球観測等多くの人工衛星の打ち上げを行ってきました。
1975年から1982年の間に7機の打ち上げ実績をもってそれぞれの使命を終了しました。
全長 | 32.57m |
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外径 | 2.44m |
全備重量 | 90.4トン(人工衛星は含まない) |
誘導方式 | 電波導方式 |
号機 | 打ち上げ日 | ベイロード |
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1号機(N1F) | 1975/9/9 | 技術試験衛星I型「きく1号」(ETS-I) |
2号機(N2F) | 1976/2/29 | 電離層観測衛星「うめ」(ISS) |
3号機(N3F) | 1977/2/23 | 技術試験衛星II型「きく2号」(ETS-II) |
4号機(N4F) | 1978/2/16 | 電離層観測衛星「うめ2号」(ISS-b) |
5号機(N5F) | 1979/2/6 | 実験用静止通信衛星「あやめ」(ECS) ※3段ロケットと衛星の分離直後に、同3段が衛星に追突して損傷を与え、静止軌道投入に失敗 |
6号機(N6F) | 1980/2/22 | 実験用静止通信衛星「あやめ2号」(ECS-b) ※衛星のアポジモータ燃焼異常で静止軌道投入に失敗 |
7号機(N9F) | 1982/9/3 | 技術試験衛星III型「きく4号」(ETS-III) |