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インタビュー
> スティーヴン・ホーキング〜ホーキング博士、遥かな時空に思いをはせて〜
——博士が、理論物理学や宇宙論の道を選んだ理由を教えてください。
「なぜ人類が、ここ(地球)に存在するのか」という壮大な疑問に対する答えを見つけたかったからです。「私たちはどこからやってきたのか?」。若い人たちにもこの疑問の答えを追求してほしいものです。“誰も知らなかったものを発見するスリル”に勝るものはありませんからね。
——現在は、どんなことに取り組んでいらっしゃるのですか。
今は、ブラックホール、そして、初期の宇宙がどのような過程を経て現在の姿になったのかということを研究しています。
また、特に「どのようにして宇宙がゼロから自然発生的に作り出されたのか」ということと、「どのように情報がブラックホールから出て行くのか」というテーマに力を入れています。
——日本のX線天文衛星「あすか」などのデータはご覧になったことはありますか? また、日本のX線天文学や宇宙開発には、どのような印象や期待を持たれていますか?
日本のものを含め、X線衛星のデータは、ブラックホールの発見に大変役立っています。ブラックホールそのものがX線を放出するわけではないのですが、周りを取り巻く円盤状のガスがらせんを描きながらブラックホールに吸い込まれる時に、非常に高温になりX線を放射するのです。このX線を観測することで、大きさ数キロのものから何百万キロのものまで、多数のブラックホールを観測してきました。日本には、長年にわたる理論天文学の素晴らしい伝統があります。観測天文学、X線天文学がそれに続き、現在では非常に活発なものとなっていますね。
X線天文衛星「あすか」(左)
あすかSISによる銀河中心のイメージ(右)。この中心には、超巨大ブラックホールがあると考えられている
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