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超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」概要

「きずな」は、地域による情報格差をなくし、誰もが平等に高速通信サービスを受けられる社会を実現するために、最大1.2Gbpsの超高速でデータ通信を行うことができる人工衛星です。


質量:約4.85t(打ち上げ時)、約2.7t(静止軌道上初期)
長さ:21.5m(太陽電池パドル展開時)
東経143度、高度約3万6千kmの静止軌道を飛行する予定です。

様々な分野での活用が期待される「きずな」


また、東南アジア地域向けのアンテナによって、わが国に身近なアジア・太平洋地域の国々との超高速通信の実現もめざしています。
「きずな」が提供する大容量・高速データ通信を利用すれば、医師の少ない離島や僻地でも、遠く離れた都市部の医師に患者の状況を鮮明な画像で送ることができ、いつでも・どこでも高度な医療を受けることができる「遠隔医療」や、離れた場所にある学校や研究者の交流を可能にする学術・教育分野での応用、また宇宙から災害情報を提供するなど、さまざまな分野での活用が期待されています。

私たちの生活にインターネットはなくてはならないものになりましたが、すべての人が同じように利用できる環境はまだ整っていません。人口の多い都市部が中心で、山間部や離島では地上の整備コストが高く、整備が行き届いていない場所もあるのです。
「きずな」は、大がかりな地上設備を必要としません。一般家庭でも直径45cm程度の小型アンテナを設置すれば、最大155Mbpsの受信、また6Mbpsの送信ができます。また企業等で直径5m級のアンテナを設置すれば、最大1.2Gbpsの超高速データ通信が可能になります。インターネットの地上整備が難しい地域でも都市部と同じようにインターネットが利用できます。

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