宇宙飛行士候補者の募集結果を6月24日に発表しました。応募者は過去最高の963名でした。予想以上の応募数で、うち女性応募者数が124名です。今後、来年の2月までに選定して行きますが、最終的に選定される宇宙飛行士候補者は3名以内になります。
「だいち」の成果について、7月2日の宇宙開発委員会で報告しました。また、森林観測画像の結果について7月1日にJAXAウェブサイト上で一般公開しました。
「きずな」については、7月9日の宇宙開発委員会でも報告しましたが、定常段階に移行しております。今後いろいろな通信実験を通して「きずな」を利用実証していくことになります。
宇宙開発の成果を広く社会に還元し、宇宙開発をもっと身近なものにするために展開しているJAXA宇宙ブランド「JAXA COSMODE PROJECT」のロゴが決まりました。また、プレスリリースを行っておりますが、株式会社日進産業の高性能塗布式断熱材「GAINA」、「SPIN-OFF」に対して第1号のJAXA宇宙ブランド「JAXA COSMODE PROJECT」を付与しました。なお、現在審査中の案件も数件ありまして、近々確定すると思います。
気候変動予測の主要誤差要因である雲やエアロゾルを観測する、日欧共同開発の地球観測衛星「EarthCARE(アースケア)」についてのJAXA内プロジェクトチームを7月1日に設置しました。今後JAXAは情報通信研究機構(NICT)と共同で、雲プロファイリングレーダ(CPR)を開発し、欧州宇宙機関(ESA)に提供する計画です。
金星探査機「PLANET-C」の相乗り衛星について、7月9日の宇宙開発委員会で報告したとおり、4つの小型副衛星を相乗り候補として選定しました。金星に向けた軌道は技術的に難しく、相乗りさせる提案は出ないのではないかとも考えていましたが、候補が決まり大変良かったと思っています。
7月4日に名古屋大学と連携協力協定を締結しました。私も名古屋大学へ伺いまして、総長とお会いしました。東海地域は航空機産業が盛んですし、ロケット産業もある地域です。また、自動車産業も大変盛んです。今後、ますます宇宙航空産業が発展していく地域であると思っています。今後連携していければと思っています。
フランス国立宇宙研究センター(CNES)が中心となって開発した地球観測衛星「Jason-2」が6月20日にバンデンバーグ空軍基地(米国カリフォルニア)より、デルタIIロケットで打ち上げられました。JAXAの放射線環境計測装置が、衛星の位置決定機器の校正に関する情報を提供することを目的としJason-2衛星に搭載されています。
JAXAタウンミーティングを6月21日に青森県青森市で、7月5日に香川県高松市の香川大学で開催しました。
岐阜県大垣市では市制90周年記念を迎え、関連事業として各小学校で出前授業で宇宙授業を行うとのことです。JAXAはこの事業に協力して、大垣市内22校全ての小学校に講師を派遣する予定です。第一回目の講演は7月2日に行われました。
・JAXAシンポジウム2008 (7月10日@有楽町朝日ホール)
・JAXAタウンミーティング (7月12日@島根県出雲市)
・宇宙機関長会議 (HOA:Head of Agency)(7月17日@ESA本部(フランス,パリ))
・JAXAタウンミーティング (7月27日@埼玉県所沢市)