人工衛星で宇宙から地球を守る・利用する 雲エアロゾル放射ミッション「EarthCARE」

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雲エアロゾル放射ミッション「EarthCARE」とは

雲エアロゾル放射ミッション「EarthCARE」

気候変動予測の精度向上に貢献

EarthCARE(Earth Cloud Aerosol and Radiation Explorer)は、日本と欧州が協力して開発を進める地球観測衛星です。
搭載する4つのセンサ(雲プロファイリングレーダ、大気ライダー、多波長イメジャーおよび広帯域放射収支計)により、雲、エアロゾル(大気中に存在するほこりやちりなどの微粒子)の全地球的な観測を行い、気候変動予測の精度向上に貢献します。

気候変動予測は、コンピュータによるシミュレーションで行われていますが、このシミュレーションの正確さは、自然現象をいかに正確に反映しているかが重要になります。
しかし、気候変動に関係する自然現象がすべて明らかになっているわけではないことなどから、現在の予測には不確実性が生じています。この不確実性が生じる要因でとりわけ大きいと言われているのが、地球大気の放射収支における雲やエアロゾルの効果です。

EarthCAREでは、これまで十分な観測が行われてこなかった鉛直方向の雲粒やエアロゾルの分布、雲粒が上昇・下降する速度の計測等を行い、雲、エアロゾルとそれらの相互作用による放射収支メカニズムを解明して、気候変動予測の精度を向上させることが期待されています。

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2026年4月16日 更新

EarthCARE衛星(はくりゅう)がとらえた台風4号(Sinlaku)の「眼」を公開しました

EarthCARE衛星(はくりゅう)は、4月13日に太平洋上で発達した台風4号(Sinlaku: シンラコウ)の「眼」の直上を通過し、台風の雲内部の鉛直構造を宇宙からとらえました。今回のように発達した台風の中心部をちょうど通過して観測できたのは極めて稀なケースであり、台風の科学的理解を促進する貴重な観測事例となりました。詳細は記事をご覧ください。

はくりゅうが観測した台風4号

はくりゅうが観測した台風4号

気象衛星ひまわりで見た台風4号。左:可視バンド、右:赤外バンド。図中の線は、はくりゅうの軌道(CPR/ATLIDが観測した地点)やMSIの観測幅を示す。

気象衛星ひまわりで見た台風4号。
左:可視バンド、右:赤外バンド。図中の線は、はくりゅうの軌道(CPR/ATLIDが観測した地点)やMSIの観測幅を示す。

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