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宇宙航空研究開発機構
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今後力を注ぐべきは教師、あるいは学校への支持と教材開発である。現用の中学理科教科書においては太陽系、高校地学においては太陽系より遠い宇宙の広がりを取り扱っている。しかしながら教科書はページ数が限られており、その行間から宇宙の秘密を、面白さを読みとって子供たちに伝えることのできる教師は日本では極めて少ない。殆どの教師は教科書にそって説明するにとどまる。このような教え方は逆に宇宙への関心をそぐ方向に働く恐れがある。従って私たちはまず宇宙を教えたいとする教師を支援しなければならない。全国規模で、且つ継続的に行うためには文部科学省など関連する公的機関との連携が必要となる。 この教師の研修とともに行うべきものは現場教師と連携した教材の開発である。再び、具体的に円滑に且つ長年継続してこの仕事を遂行するには、教材開発に従事してくれる教師を行政レベルで評価してあげる必要がある。 画像右上: 「コズミックカレッジ・エデュケータコース」では宇宙教育の指導者の育成を目指す 画像右: 宇宙の魅力や地球のすばらしさについて知ることができるテキスト「ティーチャーズガイド」(http://spaceinfo.jaxa.jp/teacher/index.htm)