Q.この技術が地上での移動体通信や飛行機などの空間通信に利用されると思いますか? 応用可能だと思います。私たちは、衛星間通信にはある程度自信がありましたが、NICTと行ったような地上とのレーザ通信は、正直言って成功率が低いと思っていました。しかし実際にやってみると、東京という、空気が澄んでいなくて街が明るい悪条件の下でも通信が可能でしたので、天候に左右される面もありますが、地上でも実用化できると思います。また、「きらり」の技術を応用すれば衛星と飛行機などとの高速レーザ通信も実現可能だと思います。 Q.実用化にむけて、どのようなステップを考えていますか? 「きらり」と「アルテミス」は初めての実験であり、ファーストステップです。通信速度も50Mbpsでそんなに速くない速度でした。この次は、ギガbpsの通信速度になると思いますし、レーザ通信装置も小型・軽量化していきたいと思います。 今後「きらり」は、「アルテミス」との光衛星間通信実験や地上局実験の回数を重ねることにより様々なデータを蓄積し、次のステップに向けての研究を進めていきたいと思います ![]() 日本のレーザ技術は、世界でもトップレベルですから、常にトップでいられるように頑張りたいと思います。
|
![]() |
1 2 3 |