ご覧いただいているページに掲載されている情報は、過去のものであり、最新のものとは異なる場合があります。
掲載年についてはインタビュー 一覧特集 一覧にてご確認いただけます。


ブルース・マレー
			惑星科学・地質学博士、カリフォルニア工科大学終身名誉教授
			惑星協会評議委員会議長
			マサチューセッツ工科大学卒業後、1960年よりカリフォルニア工科大学に勤務。1965年の火星探査機マリナー4号をはじめ、数々の惑星探査計画に参加。1976年から1982年にかけてNASA(アメリカ航空宇宙局)のジェット推進研究所(JPL)の所長を勤め、その間に、バイキング探査機の火星着陸、ボイジャー探査機による木星や土星などの探査に成功。
			1980年には、カール・セーガンらと共に惑星協会を設立し、1997年から2001年に会長を務めた後、現在は評議委員会議長となる。
			また、NASAのご意見番として、一連の火星探査機の失敗やスペースシャトル・コロンビアの事故、NASAの将来計画に対して苦言も呈している。


インタビューパート1
JAXAの「X」に期待
ブルース・マレー博士は、1976年〜'82年にジェット推進研究所(JPL)の所長を務め、この間にバイキング(火星)、パイオニアビーナス(金星)、ボイジャー(外惑星)などの各計画を指揮した、惑星探査のパイオニア的な存在です。
また一時期、旧文部科学省宇宙科学研究所(現 JAXA宇宙科学研究本部)のアドバイザーを務められたこともあり、日本の宇宙開発についても詳しい方です。
そのマレー博士に、宇宙航空3機関が統合して発足したJAXAに対して期待すること、今後の日本の宇宙科学へのアドバイス、惑星探査の将来について伺いました。

インタビューパート1
インタビューパート2
JAXA復活への提言
マレー博士は、惑星探査のパイオニアとして大きな成果を上げられていますが、一方、マーズ・オブザーバー('92年)、マルス96('96年)、マーズ・クライメイト・オービター('98年)、マーズ・ポーラー・ランダー('99年)と、多くの火星探査機の失敗も経験されています。
探査機の事故調査委員会委員も数多く務め、失敗をどう乗り越えるかということについて精通されています。
マレー博士に、昨年のJAXAの一連の失敗についてご意見やアドバイスを伺いました。
また、失敗を乗り越えてチャレンジし続けるマレー博士に、宇宙開発への意義について語っていただきました。

インタビューパート2