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日本初の赤外線天文衛星「あかり(ASTRO-F)」 トップページへ

これまでの赤外線天文衛星の成果

1983
IRAS写真 IRAS (Infrared Astronomical Satellite)
世界初の赤外線天文衛星。
アメリカ/NASA、オランダ、イギリスによる共同プロジェクト。

望遠鏡口径 60cm
衛星総重量 1073 kg
観測寿命  10ヶ月




主な成果


史上初の中間・遠赤外線による宇宙の地図作り(全天観測)
IRASによって、遠赤外線で明るく輝く銀河や恒星を取り囲む、惑星を作った痕跡らしい塵の雲など、数多くの新しい天体が発見された。


1995
IRTS写真 IRTS (Infrared Telescope in Space)
日本初の赤外線宇宙望遠鏡。
多目的観測衛星(SFU)に他の観測機器と一緒に搭載された。
望遠鏡口径 15cm
観測装置総重量 200kg(SFUの衛星総重量は3850kg)
観測寿命  約1ヶ月


主な成果


真っ暗に見える宇宙(背景放射)を精密に測定することによって、遠くの銀河や宇宙を観測し、その中から宇宙で最初にできた星の光ではないかと思われるものを発見した。 有機質の物質が宇宙空間に広く漂っていることを観測。後にこれが生命誕生にも関わるベンゼンの一種(多環芳香族炭化水素)であることが分かる。

ISO写真 ISO (Infrared Space Observatory)
個々の天体や宇宙の特定の場所を詳しく調べる目的の宇宙赤外線天文台。
ヨーロッパ/ESAによるプロジェクト。
望遠鏡口径 60cm
衛星総重量 2400 kg
観測寿命  2.5年


主な成果


宇宙を漂う塵の中に、地球上の鉱物と同じような結晶を発見した。これによって宇宙で鉱物(固体物質)の進化を詳しく探る新しい学問分野を開いた。


2003
SST写真 SST (Spitzer Space Telescope)
ハッブル宇宙望遠鏡なども含むアメリカ/NASAの大宇宙観測計画の一貫として打ち上げられ、現在も運用中。
望遠鏡口径 85cm
衛星総重量 923 kg
観測寿命  2年半〜5年(予定)


主な成果


星の生成史の研究 太陽系外の惑星の直接観測
数10億光年彼方で発見された銀河が誕生している様子。これらの観測を通じて、宇宙の歴史の中でどのように星ができ、銀河が進化してきたか、また、惑星がどのようにして作られるかを詳しく調べている。 系外惑星を直接観測することに成功した。


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2. 世界の天文学者が注目する「あかり(ASTRO-F)」


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