こうのとり(HTV)の役割について
宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)は、無人の宇宙船で、食糧や衣類、各種実験装置など最大6トンの補給物資を地上約400キロメートル上空の軌道上にある国際宇宙ステーションに送り届け、補給が済むと用途を終えた実験機器や使用後の衣類などを積み込み、大気圏に再突入して燃やします。
「こうのとり」は打ち上げ毎に改良が行われ、3号機では、国内の先端技術を採用した国産の推進系や通信装置に変更しています。
機体概要
飛行計画
HTV3ミッション飛行計画(2012年6月1日現在)
項目 | 計画 |
HTVフライト名称 |
「こうのとり」3号機(第3回目のHTVフライト:HTV3) |
打上げ日時 |
日本時間2012年7月21日午前11時18分(予定) |
打上げ場所 |
種子島宇宙センター 大型ロケット発射場 第2射点(LP-2) |
ISSとの結合日(予定) |
2012年7月27日 |
ISSからの離脱日(予定) |
2012年8月28日 |
大気圏への再突入日(予定) |
2012年8月29日 |
軌道高度 |
投入高度:200km×300km(楕円軌道)
ランデブ高度:約400km |
こうのとり3号機の特徴
こうのとり3号機では、より確実に、また効率的にISSへ補給を継続するために、メインエンジンなど主要な機器が国産化されました。また、ISSの運用要求に柔軟に対応するための開発・改良が行われています。3号機では、官民協力のもと、再突入データ収集装置i-Ball を搭載し、大気圏再突入時のデータを取得するとともに、3号機の破壊の様子の取得を試みます。
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