宇宙航空研究開発機構
ラムサール条約事務局
宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)及びラムサール条約事務局(以下、条約事務局)は、今般、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち」を利用した国際的に重要な湿地(*)の調査に関して協力関係を結ぶことで合意しました。
これに伴い、18日、JAXA立川理事長と条約事務局Davidson局次長は、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)のサイドイベント「生物多様性条約の施行におけるラムサール条約の役割」(主催:環境省・条約事務局・生物多様性条約事務局)に出席し、谷博之参議院議員(ラムサール条約湿地を増やす議員の会事務局長)他ご出席の下、協力協定に署名を行いました。
JAXAではこれまで、ラムサール条約の下での湿地調査に役立てるため、「だいち」画像を試行的に条約事務局に提供してきました。JAXAは、本協定の締結後、協力をさらに発展させるため、国際的に重要な湿地に関する「だいち」画像を事務局と協議して選択し、本画像を継続的に事務局に提供するとともに、「だいち」画像をデータベース化して公開する予定です。一方、条約事務局は、湿地の適正な利用のため、提供された「だいち」画像を、湿地リストの作成、湿地の評価及び保全などに役立てる予定です。