場 所：JAXA 東京プレゼンルーム
・「はやぶさ」の帰還について
・「きぼう」日本実験棟の打上げ日変更について
・JAXA施設一般公開について
・「きく8号」について
・相乗り小型衛星の選考について
・海外宇宙機関との会合について
・第3回JAXAシンポジウムについて
ASTRO-G（スペースVLBI観測ミッションン電波天文衛星）プロジェクトについて
新しいプロジェクトとしてASTRO-Gプロジェクトが間もなく発足します。プロジェクトマネージャには、宇宙科学研究本部の齋藤 宏文（さいとう ひろぶみ）教授です。
関連リンク
「はやぶさ」の帰還について
「はやぶさ」の帰還について、色々と御心配をおかけしておりますが、4月25日に地球帰還に向けた本格巡航運転を開始致しました。イオンエンジンと姿勢制御用ホイールがもってくれることを期待しています。
関連リンク
「きぼう」日本実験棟の打ち上げ日変更について
国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の打ち上げ日程が変更になりました。第1便が2008年2月14日、第2便が2008年4月24日に決まりました。若干遅れましたが、着実に進めていきたいと思います。遅れた理由が雹（ひょう）による被害でありますので、やむを得ないと思っております。我々としては、若干の遅れはありますが、「きぼう」日本実験棟を利用した実験を着実に進めるために、第2期の利用実験の公募を進めております。船外実験プラットホームを活用した実験を公募しておりましたところ、専有ポートを使う実験装置について3件、共有ポートについては8件の候補を選定致しました。今後、装置の開発費用を含めた実現の可能性や、運搬可能かどうかを含めて、より詳細な検討を1年ぐらいを目処に行い、最終決定をしたいと思います。最終的には、専有ポートについては1件、共有ポートについては4件採用できる見込みでございます。これらの選定は、「国際宇宙ステーション・きぼう利用推進委員会」にお願いをしております。
関連リンク
JAXA施設一般公開について
「科学技術週間」の施設公開を全国7カ所で行いました。合計で、2万1千人程度の方に見て頂きました。中でも、筑波宇宙センターでは、9970人という過去最高の入場者数を記録致しました。「H2ロケット」の展示の効果があったのではないかと思っております。
関連リンク
「きく8号」について
「きく8号」の不具合は、まだ解決がついておりませんが、他に正常に動作している部分を活用して、利用実験をスタートすることに致しました。これから約3年間実験をしていきます。
関連リンク
相乗り小型衛星の選考について
H-IIAロケットに相乗りする小型衛星の選考について、打ち上げ約1年半前に決定するというお約束をしておりましたが、今日、最終選考委員会を開いております。ここで最終決定が出るのではないかと期待しております。10kg系と50kg系とに分けておりましたが、そのうち大きい方を1個、小さい方を3〜4個載せられないかと思っています。もちろん、JAXAの小型衛星も搭載する予定でございます。これらは、来年打上げ予定のGOSATに相乗りする衛星です。お待ち頂いている衛星が19基もありますので、今後とも着実に、間に合うものから載せていくことになります。引き続きこの施策を続けていきたいと思っております。
関連リンク
海外宇宙機関との会合について
海外宇宙機関との会合の予定が入っています。まず、韓国のKARI（Korea Aerospace Research Institute）との定期会合を5月15日に韓国で行います。また、フランスのCNES（Centre National d'Etudes Spatiales） との定期会合を6月20日にパリで行うことに決まりました。こちらは定例の会合ですので、それなりの成果を期待しています。それからイタリアの「プリマベーライタリア2007」が5月18日からスタートします。5月18日にオープニングセレモニーがありまして、宇宙ファッションショーもございます。イタリアのASI（Agenzia Spaziale Italiana）とJAXAと組んで、展示やシンポジウム、宇宙飛行士の講演会も予定しています。
関連リンク
第3回JAXAシンポジウムについて
JAXAのシンポジウムを7月に予定しています。これは定例化していきたいと思っておりまして、次回が第3回目になります。７月10日に東京プリンスホテルで開催致します。是非、時間の都合をつけてご参加下さい。
関連リンク