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スペースシップワンの後部座席 写真
スペースシップワンの後部座席
民間企業初の有人宇宙飛行挑戦に備えるスケールドコンポジット社のスタッフ 写真
民間企業初の有人宇宙飛行挑戦に備えるスケールドコンポジット社のスタッフ。ロケットモーターの推力は17000ポンド(約7711Kg)になる
—— 宇宙旅行はこれからどうなっていくと思われますか?

5年から10年以内には、一般の人にとっても手ごろな料金で、弾道飛行で大気圏外に行けるようになっているでしょう。さらに10年から15年もすれば、コストが大幅に軽減され、何十万人とまではいかないまでも、何万人という人たちが宇宙旅行を経験すると思います。それが成功し、高い安全性で実現できるようになれば、比較的すぐに次の大きなステップにつながっていきます。地球軌道上のリゾートホテルに滞在することができるようになる日も、そう遠くないのです。



—— 宇宙旅行発展の障害となるものはありますか?

産業界の新参者は、誰しもが同じような問題を抱えることでしょう。それは、初期の航空会社が経験した問題に似ていると思います。
現存する航空会社は、コストと安全の問題を解決した企業であり、その問題を解決できなかったものは、生き残ることができなかったのです。
宇宙旅行のシステムは、コストと安全性が市場占有率を決定する、効率という点でまさに最良のシステムとなることでしょう。これは一大産業になります。非常に大きな産業になる可能性を秘めていますから、競争も激化することでしょう。
挑戦して突破口が切り開かれていくのは、素晴らしいことです。そして将来、今の私たちには知りえないようなものが発見され、成功者に影響を与えていくことでしょう。


—— ご自身の宇宙旅行の予定はあるのですか?

スペースシップツーの研究開発試験で飛行する予定です。2〜3年以内に行ければいいですね。

スペースシップワンの窓が小さな円形になっているのは、機体の重さを抑え、構造負荷を最小にするため。これは、一番安上がりな方法でもある。 モハベ空港に着陸するスペースシップワン


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