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——スペースシップ・ワンに代表されるように、近年、民間企業が宇宙船や航空機の研究開発を試みていますが、これに対してどのようにお考えですか?

スペースシップ・ワンのような民間企業による開発は、わが国にとっても世界全体にとっても非常に有意義なことです。これまで民間企業が行った飛行実験の中でも、最高に革新的なものだったと言えるのではないでしょうか。非常に革新的なコンセプトで航空機による準軌道飛行を行い、普通の航空機のように着陸して見せたのです。
NASAが直接この活動に関与しているわけではありませんが、将来の活動を心待ちにしていますし、成功を祈っています。


 
アルタイル 写真

2003年6月9日、第1回テストフライトに臨む無人航空機「アルタイル」

——将来の航空機の開発について期待することは何ですか?

先端航空開発にはさまざまな可能性があります。将来、特に世界経済に大きな影響を与えることになりそうなのが、無人航空機の開発です。私たちも、この開発に多くかかわってきましたし、今後も重要な技術のひとつになると思っています。
燃料補給のために降下することなく長時間飛行することのできる無人航空機は、商業的にも、政府組織を支援するためにも、さまざまな形で応用が可能です。パイロットが必要な航空機には飛行時間の制限がありますが、無人航空機にはそういった制限がありません。ですから、私は個人的には、将来的に無人航空機が重要な技術のひとつとなると思っています。

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