プレスリリース

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月周回衛星「かぐや(SELENE)」のVRAD衛星(Vstar)の分離について

平成19年10月12日

宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成19年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げた月周回衛星「かぐや(SELENE)」のVRAD衛星の分離運用を行い、10月12日13時28分にVRAD衛星の分離を正常に行いました。現在、主衛星及びVRAD衛星の状態は正常です。

 なお、主衛星搭載カメラによるVRAD衛星分離画像を、別添に示します。

 また、リレー衛星およびVRAD衛星の愛称をそれぞれ「おきな(OKINA)」および「おうな(OUNA)」と命名いたしました。

※本情報につきましては、以下の「打上げ特設サイト」ホームページでもご覧頂けます。



VRAD衛星:月の重力場を観測するための電波源を搭載した子衛星。

[参考:命名の経緯について]
 リレー衛星およびVRAD衛星の命名に際しては、かぐや姫にちなむこと、多くの日本人になじみがあること、リレー衛星およびVRAD衛星が主衛星(かぐや)より高い軌道を回る様子が、「かぐや姫」を「おきな、おうな」が見守り、慈しむイメージを想起させることから、プロジェクト関係者から募った提案の中から「おきな、おうな」を選定しました。



別添

<VRAD衛星分離画像>



VRAD衛星分離前
VRAD衛星分離後