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はじめに
    H-IIAロケット6号機は、2003年11月29日に種子島宇宙センターから打ち上げられましたが、2本の固体ロケットブースターのうち1本が分離できず、予定した高度に達することができなかったため、地上からの指令によって破壊されました。

H-IIAロケットは、2001年8月の1号機以降、5号機まで順調に打ち上げを成功させてきましたが、残念ながら今回の失敗で、日本の宇宙開発は大きな試練に直面してしまいました。

いまや私たちの生活に宇宙は重要な要素となりましたが、その宇宙への輸送手段であるロケットは、日本や世界の将来をより豊かなものにするために不可欠です。
6号機の事故から多くを学び、日本のロケットを今後さらに確かなものにしていくことが、今、私たちJAXAの使命です。

JAXAは、新たなる決意をもって、次への一歩へつなげていきます。

 

CONTENTS
失敗の本質
宇宙航空研究開発機構 宇宙基幹システム本部 
事業推進部長/宇宙輸送プログラム推進室長  遠藤 守
事故の原因
H-IIからH-IIAへ
―日本発の純国産ロケットをさらに確固たるものにするために
打ち上げの状況
打ち上げ時の安全対策
事故調査報告書が出されるまで
なぜ日本でロケット開発が必要なのか
宇宙航空研究開発機構 理事 樋口 清司
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