特設サイト きく8号/H-IIA11号機打ち上げへ!

はちぞうブログ


プロフィール
名前: きく はちぞう
身長: 伸縮自在との噂も…
国籍: 日本
兄弟: 8人兄弟の末っ子
趣味: 東京-種子島観光
特技: 大きな耳で日本全国どこの音も聞くことができる。
将来の夢は、大きくなって人の役に立つこと!

月別アーカイブ
2006年11月28日

前之浜で黄昏たぞぅ

種子島はサーフィンのメッカ!と言うことで、今日は仕事帰りに前之浜へ立ち寄ってみた。
とは言ってももう夕暮れ。誰もいなかったけどね。

もうすっかり夕暮れ時。赤い光と空の青い色がきれいだ。
ちょっとしんみり。

月が見えてきた。種子島は街灯がほとんどないから、夜になるとまるでプラネタリウムのように見渡す限りの星空。夏には宙(そら)一面、天の川が広がっているよ。
さてさて、暗くならないうちに帰ろうかな。
2006年11月21日

種子島バスツアーに参加だぞぅ

種子島に戻って早速、種子島宇宙センターのバスツアーに参加してみたよ。JAXAバスに乗ってレッツゴー!

一番始めに訪れたのは「ロケットの丘展望所」。ここからは大型ロケット発射場の全景と白い砂浜。その後ろに太平洋を臨むことができるんだ。

こっちは中型ロケット発射組立棟と、小さな丘みたいなのが昔のブロックハウス(発射管制棟)。この丘の中に管制室があるんだ。

今度は大崎第1事務所。通称1ロケっていう建物だ。昔はここでロケットを組み立てていたから、1ロケって言うんだって。ここには本物のH-IIロケット7号機があったよ。

最後に科学技術館前のH-IIロケットの前に寄ってみた。ロケットの大きさに圧倒されそう。
種子島に来たときは、みんなもバスツアーに参加してみてね。

2006年11月17日

追管隊リハーサルだぞぅ

今日は、追跡管制隊、略して「追管隊」のリハーサルに参加するため、筑波宇宙センターに来たよ。種子島宇宙センターの出張から戻って休む間もないけど、追管隊は打ち上げ後のきく8号を見守る大事な仕事。その最後のリハーサルだから気が抜けないぞ!
リハーサルは本番と同じく24時間体制で行われるんだ。僕は今日は夜勤シフト。夜は寒いから風邪を引かないようにしないと。本番に向けての体調管理も重要な仕事のひとつだよ。

ふ〜っ。夜勤あけ。朝日が眩しいけど、栄養ドリンクを飲んで、ひとやすみ。
2006年11月9日

極低温点検当日「F-0」だぞぅ

いよいよ極低温点検当日。実際に燃料をロケットにいれて打ち上げまでの作業を確認するらしいんだけど、何で極低温って言うんだろ?
それは、燃料の液体酸素と液体水素がマイナス183度、マイナス253度って言うとんでもない低い温度で、それを入れた状態で点検するから極低温点検って言うんだって。こんなに低い温度でも装置が正常に動くかどうか点検が必要なんだね。
極低温点検中は、当然本番さながらに近づけません。
今回は、異常が起こった場合を想定して打ち上げ時刻(X時刻)を何度か変更したりして、不測の事態に備えた点検を行ったんだ。

竹崎展望台のモニタから極低温点検の様子をチェック。
極低温点検が無事終わったみたい。所定のデータは取れたようでひと安心。打ち上げまであと一ヶ月。この間に不適合があったところを対処して本番に臨むんだ。
この後、ボクは点検の結果を記者さんたちに報告する「F-0記者説明会」の準備しなくちゃ。あ〜、いそがし。

みなさん、H-IIAロケット11号機が無事に打ち上がるように応援してくださいね!
2006年11月8日

極低温点検前日「F-1」だぞぅ

明日は「極低温点検」って言う打ち上げのリハーサルなんだけど、前日の今日はH-IIAロケットを実際にVABから射点に移動するんだ。
「極低温点検」って言うのは、実際にロケットの中に燃料を入れて発射時刻の6秒前までの作業を確認するために行うんだって。
JAXAの人たちも本番さながらに作業してて、ボクにも緊張が移ってきた。
記者さんたちがいるところから、ボクも機体移動を見学。

VABからH-IIA204型がお披露目〜。この点検ではロケットに衛星を乗せないからフェアリングの部分はないよ。壊れているわけではないからね。衛星はとても繊細だから、本番まではロケットに乗せないんだって。
今回の204型はSRB-Aと呼ばれる固体ロケットブースタを初めて4本つけてるんだ。今までのH-IIAと比べると、「強力そ〜」って感じがするね。

VABから射点(LP1)までは約500m。これをロケットは1〜2km/hというゆっくりしたスピードで動くんだ。ドーリーと呼ばれる緑色の車がロケットを乗せている台を持ち上げながら動かしているんだよ。
ドーリーには、1台につき車輪が56個もついているんだ。このドーリー2台を連結駆動させてロケットの台車を動かしてるんだ。

記者さんたちに極低温点検の途中経過をお知らせする「F-1記者説明会」が終った後に、説明していただいた佐藤企画主任(左)と遠藤ロケット主任(右)と一緒にパチリ。
2006年11月6日

TNSC管理棟に潜入だぞぅ

今日は、種子島宇宙センターの事務本館(管理棟)に来たぞ。
たくさんのJAXA職員がここで働いてるんだ。

JAXA職員用のヘルメットだよ。ヘルメットは会社によって色が違うんだって。
ボク用のヘルメットも作ってくれないかな?

打ち上げ整備作業(i/wインワーク)が始まると打ち上げ隊員は全員腕章をまくんだ。
これは広報班の腕章。これもボクには大きい・・・
うしろにちらっとNASAカップが見える。これは誰のデスクだあ?

僕も仕事中。たまったメールを整理して今日はおしまい!
2006年11月1日

きく8号記者公開だぞぅ

今日は報道機関への僕のお披露目会☆緊張するな。
まず、バスに記者さんたちを乗せて、SFA2(第2衛星組立棟)に衛星を見にやってきたよ。

これがきく8号!? やっと対面できました。これだけでもすごく大きいけど、アンテナを広げるともっともっと大きくなるんだ。その時の全長は40mもあるんだよ。
ところで、人型に見えるのは僕だけ…?

続いて、きく8号の説明会。衛星を開発したきく8号(ETS-VIII)のプロジェクトマネジャーが僕の説明をしています。静かに聞こう。うむうむ、僕にはそんな機能があるんだね。

きく8号の大型展開アンテナに使われている素材が展示されてたんで触ってみた。からまっちゃった…。