H-IIAロケット

3号機


プリント

2002(平成14)年9月10日17時20分(日本時間標準時)に、種子島宇宙センターから及び(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)が開発した次世代型無人宇宙実験システム(USERS)宇宙機を搭載したH-IIAロケット3号機(H-IIAF3)を発射方位角90度で打ち上げました。
3号機は正常に飛行し、発射後 約14分21秒後にUSERS宇宙機を、約29分36秒後にこだま(DRTS)を分離し、軌道に投入したことを確認しました。また、DRTSの信号の受信を、チリ大学サンチャゴ局にて17時59分から開始し、この信号により太陽電池パドル展開が予定通り実行されていることを確認しました。



型式 H2A2024
打ち上げ日 2002(平成14)年9月10日 17:20
打ち上げ場所 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
ペイロード データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)
次世代型無人宇宙実験システム「USERS」

目的

  • H-IIAロケットにより、次世代型無人宇宙実験システ(USERS)宇宙機を高度約450kmの円軌道に、データ中継技術衛星「こだま」(DRTS)を静止トランスファ軌道に投入する。

結果概要

  • 複数の衛星を所定の軌道に投入した。「こだま」(DRTS)を所定の軌道に投入した。
  • これまでの評価の結果、試験機からの反映事項も含め、各コンポーネントにおける機能・性能が良好であることを確認した。

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