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目次 巻頭言 凡例 第1章 第2章
第3章 第4章 後書き アペンディクス 索引

第11条 [事務局長]

(a) 事務局は、事務局長を長とし、その構成は、この協定の効力発生の後6年以内に完了する。
(b)
(i) 事務局長は、インテルサットの首席職員とし、インテルサットを法的に代表する。事務局長は、すべての管理業務の遂行につき理事会に対し直接に責任を負う。
(ii) 事務局長は理事会の方針及び指示に従って行動する。
(iii) 事務局長は、締約国総会の確認を条件として、理事会が任命する。理事会は、正当な事由があるときは、自己の権限として事務局長を解任することができる。
(iv) 事務局長の任命及び事務局のその他の職員の選定にあたり、最高水準の誠実性、能力及び能率を確保することに最大の考慮を払う。事務局長及び事務局のその他の職員は、インテルサットに対する各自の責任と両立しない行動を慎む。
(c)
(i) 恒久的な管理措置は、インテルサットの基本的な目的及び国際的性格に適合し、並びにインテルサットが、高度の品質と信頼性とを有する電気通信施設を商業的基礎の上に提供する義務に適合するものとする。
(ii) 事務局長は、インテルサットに代わり、技術上及び運用上の業務を、費用に妥当な考慮を払ったうえで、かつ、能力、効率及び能率に合致する範囲内で可能な最大限度まで、一又は二以上の能力ある事業体に対し、契約によって委託する。それらの事業体は、種々の国籍のもの又はインテルサットが所有し及び管理する国際的な企業体であることができる。その契約は、事務局長が交渉し、締結し及び実施する。
(d)
(i) 理事会は、事務局長が不在であり若しくはその任務を遂行することができなくなった場合又は事務局長の職が空席となった場合に事務局長代理となる者1人を事務局の上級職員の中から指名する。事務局長代理は、この協定及び運用協定によって事務局長に属するすべての権限を行使する能力を有する。事務局長の職が空席となった場合には、事務局長代理は、(b)(iii)の規定に従って可能な限りすみやかに任命されかつ確認を経た事務局長が就任するまでの間、その任務を遂行する。
(ii) 事務局長は、自己の権限のうち事情に応ずるために必要なものを事務局の他の職員に委任することができる。

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