1. |
NASAの追跡・データ中継衛星システム(TDRSS)の宇宙網は、宇宙基地の有人本体及び合衆国の極軌道プラットフォーム並びにその搭載物のための基本的な通信システムである。ESAのデータ中継衛星システム(DRS)は、欧州参加主体が提供する極軌道プラットフォーム及びMTFF並びにその搭載物のための基本的な通信システムである。他の通信システムは、当該通信システムが有人本体に適合し、かつ、有人本体によるTDRSSの利用と両立する場合には、参加主体が有人本体において利用することができる。当該利用並びに宇宙基地データの地上間における転送は、関連の了解覚書及び実施取極の規定に従って行う。 |
2. |
協力機関は、関連の了解覚書及び実施取極に定める条件に従い、それぞれの通信システムによって、実費弁償の原則により、他の協力機関の宇宙基地関連の具体的な要求に応ずるよう最善の努力を払う。 |
3. |
宇宙基地情報システム及び宇宙基地に関連して利用されている他の通信システムを通過中の利用データの秘密を確保するための措置は、了解覚書に定めるところに従い、実施することができる。各参加主体は、他の参加主体に対し通信業務を提供する場合には、自己の通信システム(自己の地上網及び自己の契約者の通信システムを含む。)を通過中の利用データの所有権的権利及び秘密を尊重する。 |