第2条　責任 2.1 NASAは、この協定に基づく活動を行うにあたり、計画に関する全体的な調整及び指示、並びに宇宙基地の全体的なシステム･エンジニアリング及びシステム統合を行う。ボーイング･エアロスペース社は、システム･エンジニアリング及びシステム統合に関する主要な契約者であり、要請に応じて、これらの活動について主要な契約者としてNASAを補佐する。RSAは、宇宙基地の要素に関する全体的な開発、調整、管理、並びにシステム･エンジニアリング及びシステム統合を行う。RSAは、計画の運営に参加し、並びに全体的な宇宙基地システム･エンジニアリング及びシステム統合に参加する。エネルギア･ロケット社は、システム･エンジニアリング及びシステム統合に関するロシア側の主要な契約者であり、要請に応じて、これらの活動についてRSAを補佐する。NASA及びRSAは、それぞれの主要な契約者に委任した責任の履行に関して最終的な責任を負う。 2.2 NASAは、宇宙基地計画の技術面及び運営面における再検討をRSA及び、適当な場合には、宇宙基地参加主体の協力機関と共に行う。NASA及びRSAは、この協定に基づく活動の効果的な実施に関して要求されたすべての必要な共同文書を明らかにする。RSAは、NASA及び宇宙基地参加主体の協力機関と共に、第3条に規定する運営機関に参加する。