試験機2号機


プリント

2002(平成14)年2月4日11時45分(日本時間標準時)に、種子島宇宙センターからH-IIAロケット試験機2号機(H-IIAF2)を発射方位角96度で打ち上げました。
試験機2号機は正常に飛行し、第2段ロケットは静止トランスファ軌道に投入されました。約46分51秒後に「民生部品・コンポーネント実証衛星(MDS-1)」を分離したことを確認しました。固体補助ロケットの燃焼・分離は正常であり、さらに第2段再々着火予備試験も良好にデータを取得しました。



型式 H2A2024
打ち上げ日 2002(平成14)年2月4日 11:45
打ち上げ場所 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
ペイロード 民生部品・コンポーネント実証衛星「つばさ」(MDS-1)
高速再突入実験機(DASH)
性能確認用ペイロード(VEP-3)

目的

  • 固体補助ロケット(SSB)4本付きの標準型のH-IIAロケットにより、静止トランスファ軌道への飛行実証を行い、その機能・性能を実証するためのデータを取得する。
  • 民生部品・コンポーネント実証衛星(MDS-1)および高速再突入実験機(DASH)を所定の軌道に投入する。

結果概要

  • 平成14年2月4日11時45分00秒(日本標準時)に種子島宇宙センター大崎吉信射点(LP1)からH-IIAロケット試験機2号機(H-IIA・F2)を発射方位角96度で打ち上げた。
  • その後、予定された飛行経路を順調に飛行し、第2段ロケットは静止トランスファ軌道に投入された。リフトオフから46分51秒後に民生部品・コンポーネント実証衛星(MDS-1)を分離したことを確認した。
  • 固体補助ロケット及び改良されたLE-7Aエンジンを初めとする、ロケット飛行中の技術データを取得した。さらに第2段再々着火予備試験も良好にデータ取得した。
  • 打ち上げ約30分後に予定されていた「高速再突入実験機(DASH)」について分離信号が確認されなかった。

打ち上げシーケンスはこちら