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次期X線天文衛星ASTRO-H 宇宙の謎への挑戦

X線は病院のレントゲンに使われるように、身体を突き抜けるほど透過力が強く、エネルギーが大きい光です。このため、厚いガスに遮られて見られなかった天体も観測できます。X線は波長が短く、私たちの目で見ることができませんが、宇宙ではごくありふれた光です。X線を発するのは、超新星爆発やブラックホール、銀河間の高温ガスなど激しく活動をする天体で、その謎に迫るのがX線天文学なのです。日本は1979年に打ち上げた「はくちょう」をはじめ、継続してX線天文衛星を打ち上げており、X線天文学の分野で世界をリードしてきました。2013年度に打ち上げ予定のASTRO-Hは、日本で6番目のX線天文衛星で、これまでにない高分解能の観測機器を搭載し、宇宙の構造と進化の解明に挑みます。

X線天文学の意義 X線で見るダイナミックな激しい宇宙 X線天文衛星ASTRO-H プロジェクトマネージャ 高橋忠幸 本文を読む

ASTRO-Hが目指すサイエンス 宇宙の巨大加速器、超新星爆発の謎を解く スタンフォード大学・SLAC国立加速器研究所研究員 准教授 内山泰伸 本文を読む

ブラックホールと銀河形成の関係を突き止める 東京理科大学 理学部 第一部物理学科 准教授 松下恭子 本文を読む

宇宙の進化解明の鍵となる銀河団に迫る 東邦大学理学部物理学科 准教授 北山哲 本文を読む

超高分解能を誇る観測機器 ASTRO-Hの概要 ASTRO-Hに搭載される観測機器を紹介します。 本文を読む

異分野に展開されるASTRO-Hの技術 ASTRO-Hの観測機器は医療現場などでも活躍します。 本文を読む

世界が待ち望むASTRO-H 日本のX線天文衛星が描く 新しい宇宙の姿に期待 イェール大学 物理学部長 メグ・ユーリィ (Meg Urry) 本文を読む

日本のX線天文衛星の歴史 これまで活躍した日本のX線天文衛星を紹介します。 本文を読む