第一期気候変動観測衛星「GCOM-C1」
人、時間、物
GCOM-C1は、雲、エアロゾル(大気中のちり)、海色、植生、雪氷などを観測し、地球全体(大気、海、陸)の状態を長期にわたって調べることで、気候変動予測に貢献するとともに、漁業など社会に貢献できる情報提供を目指しています。
時間の制約を考慮しつつも適切な技術判断を行うこと
戦記物(特に近代)
和
2012年の「しずく」(GCOM-W1)の打ち上げの際には、多くの方にご支援いただき感謝しています。「しずく」の観測運用を確実に行うとともに、GCOM-C1の開発に全力を尽くしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
「れいめい」プロジェクトチーム
成果がたわわ
桜の道
時間、人、物
熱中して頭を使えば、小型衛星がどんどん高機能になっていく。
マネージャーにならないで、プレーヤーでいること
小説
特になし
名誉や出世を考えずに、好きな事を精一杯やることの価値と幸せを享受しましょう。
関連リンク: 小型高機能科学衛星「れいめい」
頂上探索
視界が開けている
時間、人、物
24年間データを蓄積したこと
人手や時間をかけずに済むように、効率の向上をはかっている。
ここ数年に読んだ本の中で一番印象に残ったのは、「沈まぬ太陽(山崎豊子著)」
少年老い易く学成り難し
皆さんが報道などで目にするのはプロジェクトの最終成果ですが、プロジェクトを行っている私たちには、プロジェクトを生み、育てて成果を出すまでの道のりが、成果と同じく大事です。そこには、プロジェクトによってそれぞれ違う喜びや苦労や驚きがあり、簡単な比喩で表すことが必ずしも出来るものでもありません。ご自分の何かを成し遂げた体験に照らし合わせて、プロジェクトが育つ紆余曲折の過程を想像頂けたらと思います。
関連リンク: オーロラ観測衛星「あけぼの」
下山
人、時間、物
GEOTAIL衛星は1992年に打ち上げられて以来、20年間以上も地球周辺の宇宙空間のプラズマ現象を観測し続けています。宇宙空間のプラズマ現象は太陽活動に強く依存していますが、約11年で変動する太陽活動の2周期分にもおよぶ均質な観測データを取得している例は、世界にもほとんど類を見ません。GEOTAIL衛星のデータは、太陽活動の変動と地球の関わりを調べる貴重な基礎データとなるでしょう。
世界の研究者に取得データを使っていただくこと。
歴史や社会科学
特になし
日本の宇宙開発の約50年の歴史のなかで、20年以上もの科学観測を続けることは、ミッションに関わる研究者はもちろん、様々な方々の努力によって支えられてきました。Webサイトをご覧いただいた方々にも、このような長寿命のミッションを日本が続け、世界に誇る科学成果を挙げていることを知っていただき、応援していただければ幸いです。
関連リンク: 磁気圏尾部観測衛星「GEOTAIL」
八合目辺り
山あり、谷あり
晴れたり、曇ったり
時間、人、物
晴れでも、雨でも、昼でも、夜でも、観測ができるのが一番のセールスポイント。
チームメンバーの意欲
ノンフィクション(事実は小説より奇なり、ですから…)
「急がず、休まず」(早合点する傾向があるので…)
レーダを搭載している「だいち2号」だけで出来ることも沢山ありますが、デジカメを搭載した衛星もセットとすることで、更に宇宙利用が進みますので、ぜひ応援してくださいね!
関連リンク: 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」
時間、人、物
世界で唯一の二周波降水レーダという最先端技術を用いて地球全体の雨を高精度で観測し、地球環境の問題だけでなく、天気予報や台風・洪水予測の精度向上などにも貢献します。
急いでいる時ほど慎重に、漏れのないように検討することです。
最近は歴史小説をよく読みます。若いころはまったく興味が無かったのですが…。
人事を尽くして天命を待つ。
衛星は打ち上げてしまったらできることは限られます。地上でできることを納得いくまでやりつくし、あとは静かに打ち上げの時を待ちたいです。
一見地味でわかりにくいミッションと思われるかもしれません。でも雨の情報は私たちの生活にとても身近で有用ですよね、このプロジェクトは雨の観測を通じて私たちの暮らしにも貢献します。アメリカをはじめとする各国、各機関と協力する、とても国際的なプロジェクトでもあります。
関連リンク: 全球降水観測計画/二周波降水レーダ「GPM/DPR」
JAXAが開発する雲プロファイリングレーダ(CPR)の技術試験モデル
欲張りにどれも欲しいですが、打ち上げに向けて日々カウントダウンの進む「時間」は貴重です。
世界初かつ唯一のドップラー計測機能を有する95GHz帯という高い周波数の衛星搭載レーダです。このレーダと欧州の開発するセンサで、全球の雲とエアロゾルの三次元分布、および大気上端の放射収支を観測することにより、気候/気象数値モデルの精度を大幅に向上します。
文化や習慣の異なる欧州との国際共同開発を円滑に進めるために、誤解を排し、相互の理解を深めることは不可欠です。そのため、「可視性」を高めていきたいと思います。これは、リスクを早期に把握するためにも重要だと考えています。
歴史小説をよく読みます。
「自分の前に道はない。自分の後に道はできる。」
このEarthCAREプロジェクトでは最先端の科学と技術を用いて、世界で初めての観測に挑戦します。観測で得られた情報から人間の社会活動による地球環境への影響を正しく評価し、また日々の生活の中で天気予報から地球温暖化の影響評価に至るまで様々な形で役立てることが目的です。
このプロジェクトは、次の世代に「美しい地球」と「豊かな社会」を渡すために、欧州宇宙機関との初めての地球観測共同事業として開始されました。今後、その他の多くの国々とも協力し、地球規模の課題の解決に貢献していく礎となれるように、このプロジェクトを成功させたいと思います。
みなさんのご支援をお願い致します。
関連リンク: 雲エアロゾル放射ミッション「EarthCARE」