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人工衛星・探査機による貢献 気候変動観測衛星「GCOM-C」

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2014年12月26日 更新

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマーク決定

気候変動観測衛星「GCOM-C」のミッションマークが決定しました。
GCOM-Cは、気候変動に影響を及ぼしているとされる地球上の様々なデータを取得して、温暖化などの気候変動メカニズムの解明や黄砂の飛来状況監視、海洋プランクトンの観測による漁場推定などに使用する予定の人工衛星です。
GCOM-Cのミッションマークは、観測対象である雲・大気中のちり(エアロゾル)・植生(森林)・雪氷・海をシンプルに図案化しています。また、基本カラーには日本の伝統色「常磐色(ときわいろ)」を採用しました。常磐色には松や杉などの常緑樹の葉の色のように、常に変わらず長く続く繁栄への願いが込められています。
GCOM-Cは2016年度の打ち上げに向けて開発を進めています。

気候変動観測衛星「GCOM-C」とは

気候変動の将来を予測する

「地球環境変動観測ミッション(GCOM: Global Change Observation Mission)」は、宇宙から地球の環境変動を長期にわたって、グローバルに観測することを目的としたプロジェクトです。
GCOMは、大気、海洋、陸、雪氷といった地球全体を長期間(10~15年)観測することによって、水循環や気候変動の監視とそのメカニズムを解明することが期待されています。

GCOMには水循環変動観測衛星(GCOM-W)と気候変動観測衛星(GCOM-C)の2つのシリーズがあります。
多波長光学放射計(SGLI)を搭載するGCOM-Cは、雲、エアロゾル(大気中のちり)、海色、植生、雪氷などを観測します。

気候変動観測衛星「GCOM-C」の特徴

エアロゾル-雲の長期変動を監視し、炭素循環プロセスを解明するSGLI

GCOM-Cに搭載される多波長光学放射計(SGLI)は近紫外から熱赤外域(380nm~12μm)の複数の波長域での観測を行う光学センサです。
赤色と近赤外の波長では、衛星進行方向の前方あるいは後方の偏光観測を行う機能も持っています。
SGLIは高度約800kmの上空から250m~1kmの解像度で全地球を2~3日に1回程度の頻度で観測します。

SGLIは大気中に浮遊して日射を和らげているエアロゾル(ちり)や雲、二酸化炭素を吸収する陸上植物や海洋プランクトンなどの分布を長期間にわたり観測します。
これにより地球の熱の出入りや生態系の分布が温暖化に伴ってどのように変化していくのか、その仕組みを理解し、将来の気候変動を予測する数値モデルの改良に役立てられます。
SGLIが観測する植物プランクトンやエアロゾルの分布情報はまた、漁場の推定、黄砂や林野火災煙の飛来監視等に役立てることができます。

主要諸元

質量 約2,000kg
発生電力 4000W以上
軌道 太陽同期準回帰軌道
軌道高度 高度約800km (赤道上)
軌道傾斜角 98.6度
降交点通過地方太陽時 10時30分 ±15分
打ち上げ年月日 2016年度(予定)

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