開発中

プロジェクトトピックス


2012年4月18日 更新

PALSAR-2真空点像応答試験

3月5日から9日に、筑波宇宙センター6mφ放射計スペースチャンバ棟にて、陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)に搭載する、Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)の真空点像応答試験を行いました。
真空点像応答試験とは、宇宙空間に近い真空環境でPALSAR-2の機能・性能の確認を行うものです。
PALSAR-2は、新たな観測モード「スポットライトモード」を追加し、約10mの分解能を持つ「だいち」PALSARに比べ、1〜3mの分解能を目指しています。また、観測できる範囲も3倍程度にまで広げ、より精度の高いデータを迅速に提供し、観測の頻度を向上させます。

プロジェクト概要


プリント

見つめるのは大地の表情

陸域観測技術衛星2号(ALOS-2)は、陸域観測技術衛星「だいち」の後継機です。地図作成・地域観測・災害状況把握・資源探査の幅広い分野で利用され、私たちの暮らしに様々な形で貢献してきた「だいち」のミッションを発展的に引き継ぎます。
「だいち」で培った広域観測と高分解能観測を両立させた技術を発展させ、より社会のニーズに沿った衛星にすべく研究開発を進めています。
ニーズの例としては、(1)防災機関における広域かつ詳細な被災地の情報把握(2)国土情報の継続的な蓄積・更新(3)農作地の面積把握の効率化(4)CO2吸収源となる森林の観測を通じた地球温暖化対策など、多岐に渡ります。
ALOS-2に搭載されるのは、「だいち」に搭載されているレーダセンサ(PALSAR)をニーズを踏まえて高性能化させたLバンド合成開口レーダ(SAR)で、光学センサと違い、昼夜・天候の影響を受けずに観測できることが特長です。


日本の誇る先端技術LバンドSARで、精密に診断

ALOS-2では、「だいち」のPALSAR(フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ)と比べ、新たな観測モード(スポットライトモード)を追加し、1〜3mの分解能を目指します。約10mの分解能を持つ「だいち」PALSARでは選別できない形状の判別を可能とする、より精度の高いデータをユーザに提供することで、災害の状況等を詳しく把握することが可能になります。
さらにALOS-2では、「だいち」PALSARにはない左右観測機能をもたせることに加えて、観測可能領域を向上(870km→2,320km)させることで、迅速に観測できる範囲を3倍程度にまで大幅に広げ、観測頻度を向上させます。