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人工衛星・探査機による貢献 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)

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2016年3月17日 更新

「だいち2号」中央非常通信協議会で表彰

「だいち2号」中央非常通信協議会で表彰

「だいち2号」の災害対応の功績が認められ、2016年3月16日に中央非常通信協議会(*)から表彰を受けました。「だいち2号」は、防災機関などからの要請を受けて緊急観測を行い、災害の兆候や状況把握につながる観測データを速やかに提供しています。
2015年、口永良部島(くちのえらぶじま)の火山噴火に対する緊急観測では、気象庁の要請に応じ噴火発生から約4時間後に観測データを提供しました。防災機関のデータ解析結果は火山噴火予知連絡会に報告され、火口の変化や降灰、火砕流の状況把握に活用されました。(画像:だいち2号が捉えた噴火後の口永良部島)
また、桜島や箱根山で火山活動が活発化した際には、地殻変動を数cm単位で検出できる「だいち2号」の観測データを用いた防災機関による解析結果が、気象庁の発表する噴火警戒レベルの判断や自治体の立ち入り規制判断に活用されました。
JAXAは、これからも衛星技術により災害対策を支援していきます。

* 中央非常通信協議会:災害などの非常事態の際に、非常通信の円滑な運用を図ることを目的に設立され、この分野で顕著な功績があった個人及び団体に対して表彰を行っています。

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)とは

大地にも、精密検査が必要だ。

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)は、陸域観測技術衛星「だいち」の後継機です。
地図作成・地域観測・災害状況把握・資源探査の幅広い分野で利用され、私たちの暮らしに様々な形で貢献してきた「だいち」のミッションを発展的に引き継ぎます。
Lバンド地表可視化レーダ「PALSAR-2」を搭載し、暮らしの安全の確保・地球規模の環境問題の解決などを主なミッションの目的としています。

陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の特徴

  1. (1) 防災機関における広域かつ詳細な被災地の情報把握
  2. (2) 国土情報の継続的な蓄積・更新
  3. (3) 農作地の面積把握の効率化
  4. (4) CO2吸収源となる森林の観測を通じた地球温暖化対策など、多岐に渡ります。
    「だいち2号」に搭載されるLバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)は、光学センサと違い、昼夜・天候の影響を受けずに観測できることが特長です。

日本の誇る先端技術LバンドSARで、精密に診断

「だいち2号」では、「だいち」のPALSAR(フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ)と比べ、新たな観測モード(スポットライトモード)を追加し、1~3mの分解能を目指します。
約10mの分解能を持つ「だいち」PALSARでは選別できない形状の判別を可能とする、より精度の高いデータをユーザに提供することで、災害の状況等を詳しく把握することが可能になります。
さらに「だいち2号」では、「だいち」PALSARにはない左右観測機能をもたせることに加えて、観測可能領域を向上(870km→2,320km)させることで、迅速に観測できる範囲を3倍程度にまで大幅に広げ、観測頻度を向上させます。

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