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センチネル・アジア〜宇宙からアジア太平洋地域の災害被害の軽減を目指す〜

「センチネル・アジア」は、アジア太平洋域の自然災害の監視を目的とした国際協力プロジェクトです。地球観測衛星など宇宙技術を使って得た災害関連情報をインターネット上で共有し、台風、洪水、地震、津波、火山噴火、山火事など自然災害被害を軽減、予防することを目的としています。2005年に提唱され、2006年にプロジェクトチームが発足。現在、20ヵ国51機関、8国際機関が参加し、その利用や実績は着実に広がってきました。
2006年1月に打ち上げられたJAXAの陸域観測技術衛星「だいち」の画像も、「センチネル・アジア」に提供され、自然災害被害の把握などに貢献しています。

「センチネル・アジア」プレゼンテーションビデオ
「センチネル・アジア」とは何か?
そのニーズ、具体的な運用や効果、今後の展望をビデオにまとめました。
低解像度(8.1MB)中解像度(19.7MB)高解像度(46.8MB)


特別インタビュー
「センチネル・アジア」への取り組みや今後の展望について、参加機関の代表や担当者、国連の関係者の方々にお話をうかがいました。
加盟機関の今後の取組み
  • タイの地球観測衛星の情報をアジア太平洋の国々へ
    タイ国家地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)
    長官 
    トンチャイ・チャルパッド
    (Dr. Thongchai Charuppat)
  • オーストラリアのノウハウを使って山火事情報を提供
    オーストラリア連邦科学・産業研究機構(CSIRO)
    地球観測センター 宇宙科学・応用室長 
    アレキサンダー・ヘルド
    (Dr. Alexander Held)
  • 多くの国が簡単に利用出来るための検証が重要
    シンガポール国立大学
    リモートセンシング画像処理センター(CRISP)所長
    コウ・レオン・コン
    (Kwoh Leong Keong)
  • 「センチネル・アジア」観測網の充実を目指して
    インド宇宙研究機関(ISRO)
    総裁
    マダヴァン・ナイール
    (Madhavan Nair)
  • 「災害」を新たな宇宙活動の柱に
    宇宙航空研究開発機構(JAXA)
    理事長
    立川敬二
 
アジアの自然災害の現場から
  • 基本情報の充実によって
    迅速で有益な情報配信を目指す

    インド宇宙研究機関(ISRO)
    災害対策ディレクタ− 
    V.S. ヘグデ
    (Dr. V.S. Hegde)
  • 被災の経験を共有することが
    地域全体の防災対策に役立つ

    タイ災害軽減局(DDPM)
    情報技術センター長 
    スパキット・フォパパパン
    (Supakit Phopapapan)
  • 「センチネル・アジア」のデータを
    災害対策に活かした現場から

    インドネシア国立航空宇宙研究所(LAPAN)
    天然資源・環境モニタリング部長
    オルビタ・ロスウィンティアルティ
    (Dr. Orbita Roswintiarti)
国連との協力
  • 宇宙技術による自然災害のリスクと
    脆弱性の軽減に期待

    国連国際防災戦略(UNISDR)
    ディレクタ−
    サルバノ・ブリセノ
    (Salvano Briceno)
  • アジア太平洋地域すべての国に宇宙技術の恩恵を
    国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)
    情報・通信・宇宙技術部長
    シヴァサンカラン・タンピ
    (Sivasankaran Thampi)

「センチネル・アジア」パンフレット (PDF 848KB)