寄附金の種類 JAXA展示館に寄附

寄附金の種類

JAXAでは3種類の寄附金を用意しています。寄附者は個人、法人を問いません。

JAXA展示館に寄附

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©JAXA

JAXAでは航空・宇宙の開発現場に触れることのできる展示施設を全国の事業所を中心に設置しております。皆様に気軽にお立ち寄りいただけるよう入館料を無料(一部構内ツアーのみ有料)としておりますが、各施設ともに 展示品や設備の旧式化、老朽化が目立ってきました。ご来場いただいた皆様、特に世代を担う子供たちが科学の楽しさや日本の技術力を体感し、感動を提供できる展示館を目指しております。

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JAXAでは航空・宇宙の開発現場に触れることのできる展示施設を全国の事業所を中心に設置し、年間数十万人のお客様にお越しいただいております。

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皆様に気軽にお立ち寄りいただけるよう入館料を無料(一部構内ツアーのみ有料)にして開放しておりますが、各施設ともに 展示品、設備の老朽化、旧式化が目立つようになりました。

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例えば筑波宇宙センターの展示館は、実際の開発の過程で作られた宇宙機(ロケット、人工衛星等)の試験モデルを展示しています。
しかし、コンピューターを使ったシミュレーションなど開発手法は進歩し、最近では試験モデルはあまり作られなくなりました。そして展示館に置く最新のモデルも手に入らなくなりました。

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限られた運用費の中、展示用に模型を製作することはなかなかかないません。最新の動向は、展示パネル等を内作して掲示していますが、来場するお客様からは「是非最新のロケットや人工衛星を体感できる展示にしてほしいという」要望が日々寄せられています。

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私たちは ご来場いただいた皆様、特に世代を担う子供たちがワクワクするような展示、科学の楽しさ、日本の技術力を体感し、感動を提供できる場となる展示館を目指したいと思っております。

寄附の使途

本事業へのご寄附は、展示館の施設、展示品、設備の修繕、リニューアルや運営維持費用に充当させていただきます。

Profile

小野 希美

(広報部 筑波宇宙センター広報)
福岡県出身。2013年入社。契約部契約調査課(現調達部調達調査課)に配属。その後有人宇宙技術部門事業推進部で海外協定を担当し、2017年から現職。

—筑波宇宙センター広報は日々どのようなお仕事をされているのですか。

 筑波宇宙センターでの取材の対応や宇宙飛行士講演に係る審査、準備、調整そして毎年秋に行われる筑波宇宙センターの特別公開の準備が主な仕事です。

—やりがいを感じるのはどういう時ですか。

 一番やりがいを感じるのは広報活動を通じて宇宙の楽しさが伝わったと実感する瞬間です。宇宙飛行士講演や特別公開で、「宇宙飛行士になりたい」や「宇宙に行ってみたい」と思ってくださる方が一人でもいると、すごく嬉しいです。実際に宇宙飛行士に会った経験のある方は少ないので、来場者の方にとっての人生で初めての貴重な瞬間に立ち会えることに、責任と、やりがいを感じています。

—広報の仕事は伝わった瞬間が目に見えて実感できるのがいいところですね。

 はい。特別公開を楽しんでいただけた姿などを見ると、とてもやりがいを感じます。しかし一方で、皆様のご期待に応えられなかったことを実感し、もどかしさを覚えることもあります。
 例えば、筑波宇宙センターの展示館で来場者にご記入いただくアンケートでは、「展示を見るだけで分かりにくかった」、「説明が難しかった」という声もたくさんいただきます。
 限られた予算とマンパワーで展示館を運営していますので、やはりお客様が安心して展示館を楽しんでいただけるよう、安全面での対策が最優先となります。そのため、展示館自体や展示物、お客様の一般見学スペースなど多岐にわたる設備の点検やメンテナンスに多くの労力を費やしています展示内容の最新化やより分かりやすい展示にするための工夫ももちろん日々精一杯取り組んでいますが、なかなか思うように効果を出せていないと実感しています。

展示館に寄せられたアンケートを束ねた分厚いファイルを読む小野さん。

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展示館に寄せられたアンケートを束ねた分厚いファイルを読む小野さん。「一枚一枚、すべてに目を通しています。」

—展示品はどれも貴重で魅力的だと思っています。

 ありがとうございます。実物を展示しているのが筑波宇宙センターの大きな強みです。外に横たわっているH-Ⅱロケットも本物で、開発試験等で使用された機体を利用しており、実際に宇宙に行ったロケットと同じつくりになっています。。種子島にもロケットの実物の展示はありますが、筑波は首都圏からのアクセスがよく、より多くの方々に、より身近に見ていただくことができると思っています。ロケットだけでなく、人工衛星のエンジニアリングモデルや、宇宙飛行士の訓練に実際に使われた機器など、筑波宇宙センターでは「本物」を数多く展示しています。
 それらを展示することで、宇宙機の大きさや迫力をお伝えする事も重要だと思いますが、何より重要なのは、それらの宇宙機が何のために、どのように働いているのかを分かりやすく伝えることだと考えています。しかし、現在の展示ではなかなか伝えきれていないと実感していて、アンケートでは「展示があるだけでわかりにくかった」というお声をいただくこともあります。他にも「体験型の展示がほしい」「楽しみながら学べる展示にしてほしい」というお声もたくさんいただきますし、せっかく本物の展示があるのに、その魅力や意義を100%伝えきれないのがもどかしく感じており、小さなお子様からお年寄りまで幅広い方々により伝わる展示を目指して、何ができるかを日々検討しているところです。ARやVRは、実際にはなかなか行くことができない宇宙空間体験するのにとてもいいツールだと思いますし、幸い私たちは宇宙からの映像など面白い素材をたくさん持っているので、それらを使った映像型の展示など、小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方に、楽しみながら、より分かりやすく、宇宙について伝えられる方法があるのではないかと考えています。実現までにはまだ遠い道のりではあると感じていますが、さらにもっと将来的な展望としては、展示館自体もリニューアルしていかなければなりません。現在の貴重な本物の宇宙機の展示はそのままに、JAXAが目指す未来を見せたり、さらに職員講演ができるホールを併設し宇宙開発の現場で職員から来場者の皆様に直接お話しさせていただく場をもったり、映像やVRをとおして、宇宙のスケールの大きさを体感していただけるエリアをつくったり、様々なアプローチで宇宙開発の最前線をお伝えできる、ワクワクに満ちた場にしたいと考えています。

—最後に寄附者の皆様にメッセージをお願いします。

 宇宙開発は研究者の力だけで進められるものではなく、皆様からの応援やサポートが不可欠です。そのため、宇宙開発を応援しサポートしていただいている皆様に宇宙の魅力や成果を分かりやすく伝えることが、私たち広報部の使命だと思っています。そして、それを果たすのに重要な役割を担っているのが、JAXAの展示館です。本物の宇宙機に触れてそのスケールの大きさや迫力を実感いただくとともに、すこしでも多くの新しい発見や学びを提供できる場にしたいと考えています。そして、展示館にお越しくださった一人でも多くの皆様に、宇宙の魅力や、宇宙開発についてわかりやすくお伝えすることを目指しています。展示館には幅広い年齢の方にご来場いただいており、小さなお子様も多数いらっしゃいます。これから大きくなるお子様にとって、宇宙への興味を持つ最初のきっかけになるような場にできたらと常に意識しながら業務に励んでおります。
 宇宙は遠い世界のお話と思われがちだからこそ、実際に展示館に足を運んでいただいた方々に、宇宙開発の魅力や意義、そして未来への展望をより分かりやすく伝えられる場を目指して日々励んでおります。一人でも多くの方に科学技術や日本の宇宙開発に興味を持ってもらえる場を生み出すために、より多くの皆様から温かいご支援をいただけましたら幸いです。

(取材日:2019年12月)

  • これからも、すばらしい宇宙の姿やワクワクする宇宙開発の様子を見せてください。
  • 宇宙の事は知っていくとどんどん面白くてその面白さをみんなに伝えていってください!
  • もっと先へ知的好奇心の触手を伸ばし、ヒトが生きる環境を広げていってほしいと願っています。皆様の努力とご活躍に感謝し、楽しみに応援しています。
  • 未知の世界への探求心、いつまでも持ち続けていきたいです。

など

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