JAXAでは調達業務を行う際に職員が必ず利用する伝票入力システムがあります。入力項目にグリーン購入に関する項目を設け、入力の際、担当者がグリーン 購入の調達内容が確認が出来るよう手順化しています。これによりシステムからはグリーン購入の件数等が把握できるようにしています。

調達数量の多い部署にはグリーン購入集計計算ソフトを配布し実績集計の補助としています。

契約業務に関する社内文書に、事業者の選定に当たっては事業者自身の環境配慮への取組み度合を選定の条件とする場合があることを盛り込んでおります。

規模の大きい工事の契約において、ISO14001等の環境管理システムを導入している者であることを条件として、入札を行いました。

グリーン購入関連の社内教育・研修等については、グリーン購入ネットワーク（GPN）主催の各種研修・研究会等を利用しました。

JAXA職員全員が直ちにグリーン購入に関する情報取得、グリーン購入適合商品検索等に役立てるため社内イントラネットを整備活用しています。

JAXAでは既に7箇所の事業所で、環境管理手法としてISO14001を導入済みです。グリーン購入はISO14001のプログラムと関わりを持つことでより高い効果を実現しています。

平成17年度の省エネルギー診断は、勝浦市、あきる野市所在の施設を対象として行いました。

JAXAは毎年、風力発電併設の太陽光発電を導入しています。平成17年度は、飛行場分室に環境配慮型道路照明用として（太陽光163W＋風力12W）設備を設置しました。

JAXAは従来より契約相手にグリーン購入等の実施を働きかけており、平成17年度は、主な取引企業等について、グリーン購入の実施、環境管理の実施状況等についてアンケート調査を行いました。

平成16年グリーン購入大賞「奨励賞」の受賞に続き、一層の取り組み強化をアピールするため、平成17年度「エコプロダクツ2005」にJAXAは初めて出展参加し、特に環境に関連のある事業の紹介を行いました。

公共工事については調査段階であり目標を定めていませんが、平成16年度に一部類似品を購入した照明制御システム、変圧器、配管材について、平成17年度 は特定調達物品数量割合がほぼ100パーセントとなりました。これらを含めて、工事発注に際しては、グリーン購入の要求事項の適用を仕様書等で徹底した結 果、環境に対する配慮の効果が表れ、特定調達物品等の数量割合はほぼ100％を達成しました。実施した工事の特定調達品目の概要については、表3（ 64KB）のとおりです。

特定調達品目以外にJAXAの独自品目として「平成17年度に調達を推進する環境物品等及びその調達の目標」を定めています。その結果は、洗剤等（一般生 活用品）の調達量は763個、宅配便等の発注件数は273件です。何れも目標100％を達成しました。なおラベルライターについては目標に定めたものの調 達はありませんでした。

平成17年度特定調達品目（物品・役務）調達実績取りまとめ結果は、別紙1（ 64KB）のとおりです。

平成17年度特定調達品目（公共工事）調達実績取りまとめ結果は、別紙2（ 128KB）のとおりです。