グリーン購入(平成19年度グリーン購入実績)

平成19年度 環境物品等の調達の実績の概要



 JAXAは、平成19年4月に公開した「平成19年度JAXA調達方針」に基づき、グリーン購入の充実に力を入れて参りました。単にグリーン購入法を守る だけではなく18年度の成果と反省点を踏まえ努力した結果、特定調達品目の使用実績を一層向上させ、環境に更なる配慮をした(国の定める基準を上回る)物 品の調達量も増えました。
 グリーン購入の推進体制は、副理事長を議長に「環境経営推進会議」を設置し、その下に「グリーン調達幹事会」を置き、全ての部署にグリーン調達推進員を任命し、組織的・体系的な対応をとっております。(別紙:体制 88.3KB)
 なお、グリーン購入を含め、全組織の環境保全活動の方向性を明確にすることが重要と考え、「JAXA環境憲章」「JAXA環境基本方針」などを定め公表しております。
 また、19年9月には、環境報告書「JAXA エコレポート2007」(第2号)を発行し、第11回コミュニケーション大賞優秀賞、昨年に引き続き環境goo大賞奨励賞を受賞しました。このことはJAXAの環境に対する取り組みが認められたということで役職員一同の大きな励みになっております。

推進の概要

1.

調達方針を確実に推進するため、「環境経営達推進会議規程」及び「環境への負荷の少ない物品等の調達に関する選定要領」を定め、実践しています。

2.

グリーン購入を確実に行うため、調達情報のHPではグリーン購入関連情報を充実させています。また、発注時は仕様書等にグリーン購入の要求事項が適切に反映されるよう社内文書を定め運用しています。

3.

JAXAには調達業務を行う際に職員が必ず利用する伝票入力システムがあります。入力項目にグリーン購入に関する事項を設け、入力の際、担当者がグリーン 購入の調達内容を確認が出来るよう手順化しています。これにより同システムからはグリーン購入の件数等が把握できるようにしています。

4.

調達数量の多い部署にはグリーン購入集計計算ソフトを配布し実績集計の補助としています。

5.

契約業務に関する社内文書に、事業者の選定に当たっては事業者自身の環境配慮への取組み度合を選定の条件とする場合があることを盛り込んでおります。

6.

規模の大きい工事の契約において、ISO14001等の環境マネジメントシステムを導入している者であることを入札条件としています。

7.

グリーン購入関連の情報取得、社内教育・研修等については、グリーン購入ネットワーク(GPN)ホームページを利用し、主催される各種研修・研究会等を利用しています。

8.

JAXA役職員全員が直ちにグリーン購入に関する情報取得、グリーン購入適合商品検索等に役立てるため社内イントラネットを整備活用しています。

9.

JAXAでは既に7箇所の事業所で、ISO14001を導入済みです。グリーン購入はISO14001に組込むことでより高い効果を実現しています。

10.

省エネルギー診断は、調布・種子島・沖縄の3施設を対象として行いました。

11.

JAXAは毎年、風力発電併設の太陽光発電を導入していましたが、平成19年度の設備品目の調達はありませんでした。

12.

「エコプロダクツ2007」への出展は、平成19年度で3回目になりました。JAXAは、この総合環境展において、地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」の濃度分布を観測する温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)に関するシンポジウムを同時開催しました。(クリックすると写真)

13.

平成19年9月に発行した「ECOレポート2007」(第2号)が第11回コミュニケーション大賞の優秀賞、また、昨年に引き続き環境goo大賞奨励賞及びキッズ部門賞を受賞しました。この連続受賞の喜びは更なる推進の励みとなりました。

14.

JAXAは、国民運動「チーム・マイナス6%」に参画しています。過剰包装にならないように配慮し、グリーン購入に努めます。また、役職員は出張時も出来るだけエコカーを利用し、エコドライブに心がけます。

実績集計の概要

1.

特定調達品目(調達割合の目標が100%のもので調達実績のあった品目)は、目標100%を達成した品目が129品目あり、全体の99%以上を占めています。 調達目標100%に至らなかったものは、(表1 43.4KB)に示すように特殊な用途のコピー用紙、印刷機に使用する紙の2品目です。

2.

上記の特定調達品目の中には、国の定める基準を上回る環境配慮物品を多くの品目で調達しました。その主な内容は(表2 121KB)のとおりです。

3.

公共工事の実績は、一部の工事現場において費用対効果及び入手困難等の理由から類似品の建設資材(再生骨材、路盤材)を調達せざるを得なかったものがあり ますが、多くの工事において特定調達物品数量割合は100%を達成しました。特に、電気、機械設備工事では、すべて特定調達物品が調達されました。
 また、施工に際しても調達仕様書に環境配慮型建設機械等の使用を規定するなどした結果18件中17件が判断の基準を満足しました。
 実施した工事の特定調達品目の概要については(表3 84.2KB)のとおりです。
 なお、公共工事については調査段階であり目標を定めておりません。

4.

特定調達品目以外にJAXAの独自品目として「平成19年度に調達を推進する環境物品等及びその調達の目標」として3品目定めています。実績は、洗剤等 (一般生活用品)の調達量は616個、デジカメ等光学機器(一般市販品で鉛フリー等、従来品と比較し環境配慮されたもの)64個、潤滑油、グリース等(生 分解性が高いもの)32kgの調達がありました。

5.

平成19年度特定調達品目(物品・役務)調達実績取りまとめ結果は表(別紙1 149KB)のとおりです。

6.

平成19年度特定調達品目(公共工事)調達実績取りまとめ結果は表(別紙2 189KB)のとおりです。

7.

特定調達品目(物品・役務)2月~3月の集計表(古紙配合率偽装対応)は(別紙3 76.1KB)のとおりです。

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